憧れの平屋を中古住宅で購入する
これから長く暮らす住まい。
マンション、一戸建て住宅、平屋など、様々な形。そしてライフスタイルがあります。
住宅購入の際には、今だけではなくこれから先を見通した選択がとても大切です。
しかし東京の土地事情から、平屋という選択種を何気なく外してしまってはいませんか?
今回は、みんなが憧れる!東京で平屋住宅を購入するポイントをご紹介します。
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~table of contents~
平屋の魅力とは?
現在の日本の住宅状況は、圧倒的に2階建ての住まいが多く、都心部に進むほど平屋の所有率は低くなる傾向になっています。
しかし長寿国の日本としては、段差も少なく暮らしやすい環境。
どの世代でも安心・安全に暮らせる住まいとして、平住宅が欲しいという需要はこれからも増え続けるでしょう。
平屋購入を決断する前に、知っておきたい平屋の魅力からご紹介します。
平屋の魅力その1:どの世代でも暮らしやすいバリアフリー設計
近年平屋に注目が集まっている要因は、決して年齢の高い方だけではありません。
現在では子育て真っ盛りのファミリー世代の需要も、ぐんぐん伸び続けています。
生活する上で危険のともなう段差を減らし、どの世代でも暮らしやすい間取りにすることが可能です。
またキッチンからリビングが見えるように間取りをプランニングすることで、お子様の様子がいつも感じられ「子育てしやすい」という声も多いのです。
バリアフリーの観点からはもちろん、誰もが暮らしやすい環境を手に入れることができる!
やはりこの部分は平屋の1番の魅力でしょう。
平屋の魅力その2:家族の距離が近くなる!コミュニケーションハウス
通常の2階建て住宅の場合、家族の意思でリビングなどに集まらない限り、個別での行動が多くなる傾向があります。
確かにお互いのプライバシー面だけを考えた場合、2階建てなどの多層階に軍配が上がります。
平屋の場合、リビングを家の中心に配置する。
景色のよい方角へLDKを配置し、開放感のある空間を確保するなど、家族が集ういやすい空間を作りやすいことも大きな魅力です。
生活空間がワンフロア設計のため、家族の距離も近くなり、自然とコミュニケーションも取りやすくなるのです。
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平屋の魅力その3:移動を楽にする!動線を取り入れやすい
平屋の持ち味は、何と言ってもワンフロアで生活が完結できること。
そしてマンションなどとは違い、自分たちのライフスタイルに合わせた空間を創造できることです。
例えばバリアフリー面から見てみると、
- 高齢者や体が不自由な方の困りごととなる階段がないこと。
- 段差が少なくなることで、日常生活でのケガなどの発生も少なくなること。
- 車椅子など広いスペースが必要な場所に、必要な空間を用意できること。
など、安心・安全な住まいで過ごすことが可能です。
特にマンションでは廊下の広さも決められており、間取りを自由にできる範囲も限られてきます。
今だけではなく、何十年先も暮らし続ける環境を整えやすい家と言えるでしょう。
平屋の魅力その4:動線を簡単に!生活をサポートしてくれる
平屋は建物の性質上、リビングからキッチンや洗面台、寝室までギュッと集まるような間取りとなります。
家事動線としても2階に洗濯物を干しに行くという動きをなくすことができ、体への負担も減らしつつ短時間で家事を終わらせることができます。
平屋の魅力その5:安全面も高い!平屋の特徴
2階建は建築基準法で設計に制限が定められています。
地震などの災害の多い日本では、天井高や構造など「家が倒壊しないしないように法律で定められた基準」があるのです。
もちろん平屋にも制限はありますが、2階建よりもルールが緩い傾向があります。
それは2階部分が崩れるということがないため、上の重さを計算する必要性がないためです。
間取りやデザインに対する自由度も高くなるのです。
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平屋のデメリット
メリットがある以上、少なからずデメリットは存在します。
デメリットと聞くと「悪いこと」と想像しがちですが、そうではありません。
デメリットをしっかりと把握することで、改善できるポイントも多く見つかります。
デメリット1:生活面積が制限される
平屋を建てたり購入する上でのデメリットとしては、延床面積が2階建よりも狭くなるケースが多いという点です。
平屋では構造上2階部分がない建物のため、同じ敷地に家を作る場合必然的に延床面積はは小さくなってしまいます。
そのため2階建と同じ延床面積を確保しようとする場合、かなり広い土地を購入しなければならないのです。
解決策として
確かに平屋の場合、2階建てなどと比べ生活スペースの不足は懸念材料のひとつです。
その解決策として、勾配天井などで天井の高さを確保し「ロフト」や「スキップフロア」などの上を活かすアイデアを取り入れましょう。
生活スペースの補充に加え、開放感も高まり、平屋に違った視点をあたえてくれるため空間にメリハリも生まれます。
参考コラム>>リノベーションで中古マンションにロフトは作れるのだろうか
デメリット2:日当たりを確保することが難しい
平屋は階数が少なく暮らしやすい環境が整えやすい反面、周囲の影響を受けやすいという側面を持っています。
建物が低い分採光を取り入れることが難しく、東京などの建物の多いエリアでは周囲の状況により困難なケースも考えられます。
購入に際には建物の状態だけではなく、周囲の環境をしっかりとチェックすることが大切です。
解決策として
確かに2階建ての様に上までを一体化した吹き抜けまでは、平屋では難しいでしょう。
しかし建物の構造を活かし、上へ使えるスペースを増やすことで「プチ吹き抜け」や「採光を取り入れる窓の設置」などたくさんのアイデアを取り入れることができます。
また平屋の形状によっても、光の入り具合は変化させられます。
例えばロの字型のような間取りにすれば、中心に中庭を設置し、各方面の採光や採風を取り入れながらプライバシー面の高い住まいを創造することも可能です。
メリットとデメリットを知り住まいに活かすことは、家づくりの醍醐味です。
ぜひしっかりと把握し、これからの住まいづくりにしっかりと活用していきましょう。
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平屋が欲しいなら、中古住宅か注文住宅が最有力候補
では実際に平屋に住もうと考えた時、購入する場合には
- 注文住宅などを建て、新築で購入するケース
- 平屋で売り出されている平屋を購入するケース
- 中古住宅を購入し、その後平屋へとリノベーションするケース
大きく分けて上のような方法があります。
実は平屋を新築で購入しようとすると非常に苦労するケースが多いのです。
それは日本の新築ではまだまだ2階建が主流となっています。
そのため建築会社は平屋を作ってもすぐに売れるかどうかがわからないので、平屋を建てて販売するという事を行わないケースも多いのです。
つまり平屋に住みたいと思ったら新築の場合、注文住宅として建てる必要があります。
注文住宅の場合は、自分で希望の家を一から建てていくので平屋を建てることも可能です。
しかし、平屋を建てられるような広い土地を探し、購入しなければいけません。
もう一つが中古住宅で平屋を購入する方法です。
もちろん、平屋の割合は少ないので探すのは大変ですが「新築よりは平屋が出てくる可能性は高い」ので中古住宅で検討することも方法のひとつです。
参考コラム>>中古物件の相談にまとめておきたいこと
中古住宅での平屋の探し方
中古住宅で平屋を探すにはどうしたら良いでしょうか?
基本的には他の中古住宅とそこまで変わりません。
どのような方法があるか見ていきましょう。
不動産会社に相談する
まずは不動産会社に平屋の中古住宅がないかどうか聞いてみましょう。
その時点ではなくても平屋を探している旨を伝えておけば平屋の情報が入った時に教えてくれます。
平屋は流通が少ないため情報が入ったらすぐに動き出さないと他の方に先に押さえられてしまいます。
予算や条件などは探しながらしっかりと決めておくことが重要です。
ポータルサイトやチラシを見る
不動産情報のポータルサイトには様々な中古住宅の物件情報が掲載されています。
ポータルサイトでは物件の種別を絞って検索することが出来る仕様になっているサイトも多いので、「平屋」に絞って検索できるのが便利です。
平屋は2階建よりも欲しがる人は少なく不動産会社としても売るのに苦労する場合も多いです。
なのでポータルサイトを通じて広く告知する可能性が高くなります。
ぜひ、チェックしてみましょう。
チラシでも中古住宅の物件情報を知ることができます。
しかし、チラシは地域限定の広告手段となっており平屋を欲しがっている人がいるかどうかわからないため、ポータルサイトよりは見つけにいくいケースが多いです。
参考コラム>>失敗しない中古住宅の購入をするために
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2階建を購入してリノベーションする
平屋に住むためには必ずしも平屋を購入しなければならない訳ではありません。
2階建の家を購入しリノベーションすることで平屋を手に入れることも可能です。
中古住宅の場合、新築よりも安く購入することもでき、2階建てでは広いと感じる安い物件も眠っています。
特に築年数が経っている古い家の場合、非常に安く購入することも可能でしょう。
どちらにせよ大規模なリノベーション工事が必要となります。
減築して平屋にすると同時に、断熱や耐震など家の性能もアップさせる工事も同時に行えばコストを圧縮することも可能になります。
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まとめ:諦める前に相談しよう
中古住宅で平屋を手に入れるための情報をご紹介してきました。
平屋は注文住宅で一から建てるしかないと思っている方も多いです。
しかし、実は中古住宅で手に入れたりリフォームをして平屋にするという方法もあります。
東京で平屋は無理か・・・。と諦める前に、ぜひ専門家に相談してみましょう。
不動産会社のスタッフは、豊富な知識を持っています。
お客様の希望に合うよう、いろいろなアドバイスをしてくれます。
その意見の中には、専門的な知識を持っているからこそ分かることもあるのです。
ぜひ、平屋を手に入れたい方は中古住宅まで視野に入れて探してみてください。
当社ou2(オーツー)株式会社は、木造注文住宅(クレバリーホームfor Tokyo)、リフォーム(アールツーホーム)、3-8階建て鉄骨住宅(M-LINE)、不動産・リノベーション(D-LINE)など総合住宅サービスをご提供しています。
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