後悔しない中古一軒家を!購入時期とメンテナンス時期の関係とは

住宅のメンテナンス時期

中古で一軒家を購入する。

新しい住まいを構える中で、購入費用に注目が行きがちですが、中古物件の場合気をつけておきたいポイントがあります。

それは住まいのメンテナンス時期です。

新築よりも早く巡ってくる中古一軒家のメンテナンス問題。

購入してから後悔しないためのポイントをまとめておきましょう。


このコラムのポイント

  • 新築と中古一軒家の違いを分かりやすく解説します。
  • 住まいであれば必ず来るメンテナンスの周期が一目で分かります。
  • 中古物件購入時、気をつけておきたいポイントが分かります。

 

新築住宅と中古一軒家の違いとは

中古一軒家を購入する際に気になるポイントのひとつが、「新築と中古の違い」があるのではないでしょうか。

新築には新築の良さがあり、中古の一軒家には中古ならではの魅力があります。

まずは中古一軒家の良さを、「価格面」と「利便性」から新築住宅と比較してみましょう。

中古一軒家の価格面は?

広々リビング

中古の一軒家の最大の魅力は、「新築住宅よりも購入費用を抑えられる」という部分は大きな魅力です。

住宅金融支援機構「フラット35利用者調査2019年度」の結果では、下の様に購入金額に大きな開きが出ています。(「フラット35」利用者)

 

(単位:万円)
土地付注文住宅 中古戸建 建売住宅 マンション 中古マンション
全国 4256.8 (3.5) 2574.0 (4.1) 3494.3 (1.5) 4521.0 (1.9) 3109.6 (4.3)
首都圏 4993.3 (4.6) 3162.7 (5.7) 3915.1 (2.1) 5032.5 (1.9) 3392.1 (4.9)
近畿圏 4343.4 (2.7) 2319.9 (5.6) 3340.2 (2.5) 4285.1 (4.3) 2624.3 (5.9)
  1. ()内は前年度比伸び率となります。
  2. 土地付注文住宅の購入価格は、建設費と土地取得費を合わせた金額です。

参照:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査2019年度」|住宅金融支援機構

首都圏の土地付注文住宅と中古戸建を比較すると、約1,800万円の差が出てくるのです。

中古戸建ての場合、築年数によりリーズナブルな価格帯での購入も期待できる部分があります。

新築までは難しい・・・と考えている方には、築2~3年の「築浅中古住宅」もおすすめです。

中古という一言に惑わされず、物件の良さや価格帯など、広い視野で判断することが重要です。

参考コラム>>中古物件でも大丈夫?住宅ローン控除とは

立地と利便性が選べる可能性は?

線路

新築住宅の場合、現在土地を所有している人以外は「土地探し」がもっとも難しい課題とも言えます。

東京都の場合、土地自体の価格も高く、希望のエリアで希望の広さが手に入らないと断念する方も多いのです。

一方中古一軒家の場合、現在建てられている建物のため、希望のエリアでの検索も可能となります。

住宅は家族の「生活を支える基盤」となる部分です。

これからの生活を考えて、どの部分を重要視するのかなど決めておくことも大切です。

また有効的に住まい探しを進めるためには、多くの情報を集める必要があります。

地元密着の不動産会社は、地域の動きにも詳しく、幅広いネットワークも住まい探しをサポートしてくれます。

信頼できるパートナー探しは、後悔のない住宅購入には必須項目です。

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中古一軒家に勝てる 新築住宅の魅力は

新築住宅の最大の魅力は、やはり新しさと自分たちの希望を形にする自由度の高さでしょう。

その他にも税制面の優遇措置や住宅ローン審査などの面ではーン審査では、新築住宅に大きくなる傾向もあります。

このように人が住む建物である新築住宅と中古一軒家でも、違いが現れます。

立地、暮らしやすさ、購入費用など、様々な面から検討していきましょう。

参考コラム>>中古物件を購入するならば、マンションと一戸建てどちらがいいの?

中古住宅に訪れる メンテナンスとは

外壁補修コーキング

中古の一戸建てと新築住宅の大きな違いは、やはり建築年数の経過でしょう。

新築の場合、自分たちが住むときから始まり、家族とともに年月を過ごしていきます。

そのため住んだ年数 = 築年数となります。

一方中古一軒家の場合、購入する物件により建てられた年数に違いがあり、築年数によりかかる費用が発生する可能性は否めません。

購入後後悔しないためには、中古一軒家のメンテナンスサイクルを理解しておくことも必要です。

ではいつ、どんなことが起こるのか。

一般的なメンテナンスサイクルを、中古戸建てと中古マンションで比較して解説していきましょう。

中古住宅のメンテナンスサイクル表<一戸建て・マンション>

 

築年数 中古戸建 中古マンション
5年 畳の表替え 畳の表替え
10年 クロス交換
温水洗浄便座の交換
外壁塗装
屋根塗装
クロス交換
温水洗浄便座の交換
15年 ユニットバス・給湯器などの交換
洗面台の交換
ユニットバス・給湯器などの交換
洗面台の交換
20年 キッチン交換
トイレ全体の改修
フローリングなど床の改修
キッチン交換
トイレ全体の改修
フローリングなど床の改修

 

一戸建てとマンションでは、外壁など外回りのメンテナンス有無に違いが現れます。

マンションは個人の建物ではないため、修繕積立金で外壁や駆体内の配管などを計画的に修繕することが一般的です。

そのため決められた費用負担が必要であることは、頭の中に入れておく必要があります。

中古一軒家の場合、所有している建物は自己の責任となります。

そのため日頃のメンテナンス状況や設備の老朽化の速度などによっても、時期や費用は変化します。

中古物件人気のリフォームスペース「キッチン」

中古一軒家でのリフォームでは、やはりキッチンリフォームに人気があります。

古い設備を新しく交換したり、間取りから交換するリノベーションも人気です。

キッチンリフォームを検討する際、大まかな方向性を分けることができます。

  1.  原状回復をメインに、キッチンだけを新しくする
  2.  デザインや使い勝手などを一新させる

この2つです。

どちらの方向性を選ぶのかによって、リフォーム費用や全体の仕上がり感も大きく変化します。

原状回復をメインに、キッチンだけを新しくするリフォーム

キッチン

キッチンの原状回復とは、システムキッチンだけを新しくするなど、最小限のリフォームにとどめるやり方です。

システムキッチンのグレードによっても変化しますが、約70~100万円前後(税込)の相場になります。

現在のシステムキッチンは、機能も設備も格段に進化しています。

システムキッチンを変えるだけでも、現状よりずっと使いやすくなります。

デザインや使い勝手などを一新させるリフォーム

デザインや使い勝手などを一新させるリフォームの場合、

  • 壁を向いていたキッチンを、対面キッチンにする。
  • 足りていなかったキッチン収納を、充実させる。

など、いろいろな方法があります。

システムキッチンを交換する上に、自分たちの希望を一緒に叶えることができます。

この場合、リフォームを手がける内容によって、費用は大きく変化します。

費用を多くかけるから、良いリフォームができる訳ではありません。

リフォームに「アイデア」「工夫」「使いやすさ」などをくわえつつ、ライフスタイルになったリフォームを目指しましょう。

参考コラム>>中古物件を快適にする リノベーション&リフォーム【D-LINE不動産】

中古一軒家を購入する時、注意したいポイントはどこ?

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購入費が抑えられる中古一軒家ではありますが、「安いから」の一言で決められるものではありません。

新築より年数が経っている分、メンテナンスに費用などの負担のリスクは避けられない部分です。

しかし前もって準備や心構えをしておくことで、メンテナンス費用も抑えられる可能性も高まります。

ここでは購入の際に注意しておきたいポイントを、まとめておきましょう。

目先の金額にとらわれず、長い目で見て住宅選びをすることが大切です。

メンテナンスサイクルに合わせた費用目安を把握する

メンテナンス費用

中古一戸建て購入にどれくらいの費用がかかるのかに合わせて、先の部分にどのくらいの費用がかかりそうなのか目安を立てておくことはとても大切です。

不動産会社を通して購入を行うのであれば、購入時に相談しておくことも方法のひとつです。

不動産会社のスタッフは、土地と建物など不動産のスペシャリストです。購入時にアドバイスを受けることで、不安も軽減できるでしょう。

参考コラム>>江東区の門前仲町を中心としたエリアで探す・購入する 中古物件

不安解消のひとつ「ホームインスペクション」

住まいのメンテナンスチェック

住宅などの建物の場合、建ててしまうと見えなくなってしまう部分があります。

そのため中古一軒家は、「目に見えない欠陥を抱えている可能性」は少なからず存在してしまいます。

そういった不安を解消する方法のひとつが、「ホームインスペクション(住宅診断)」です。

ホームインスペクションとは、住宅診断士が第三者的な立場から住宅現状を診断してくれます。

  • 住宅の現状の把握。
  • 現在の劣化状況や欠陥の有無。
  • 改修すべき箇所やその時期のアドバイス。
  • 改修に必要となるおおよその費用目安。

など、現状を把握する+これからの維持を考える上で必要な情報を知ることができます。

住宅を専門的目線から判別してもらうことで、自分たちでは気づけない住宅の状態を知ることができます。

「住宅の健康診断」と考えると、分かりやすいでしょうか。

中古一軒家などの購入の際には、ホームインスペクション(住宅診断)を受けることをおすすめします。

参考コラム>>中古物件に安心を ホームインスペクションとは【D-LINE不動産】

自分たちに合う住まいはどれか、しっかりと検討しましょう

住宅の購入には、大きな金額が発生します。

中古住宅の購入は、一から希望どおりに選ぶことはできませんが、その部分を補える魅力が備わっています。

購入費用だけに目を奪われないよう、広い視野で住宅を検討していくことが必要です。

購入の流れと確認すべきことを把握して、購入前にできる部分のチェックを行うように心がけましょう。

当社ou2(オーツー)株式会社は、木造注文住宅(クレバリーホームfor Tokyo)、リフォーム(アールツーホーム)、3-8階建て鉄骨住宅(M-LINE)、不動産・リノベーション(D-LINE)など総合住宅サービスをご提供しています。

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