マンション売却の平均期間は?早く売るコツと長期化した場合の対処法
マンションを売却する際に、「実際に売れるまでにかかる目安の期間はどれくらいだろう?」「早く売りたいとき、なかなか売れない場合はどうすべき?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
こちらのコラムでは、マンション売却に必要な期間、売れやすい物件の特徴、早く売るためのコツや長期化した場合の対処法などをご紹介します。
基本的な知識を知っておくことで、あとで後悔したり慌てることのないよう、マンション売却を検討している方はぜひ参考にお役立てください。
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マンション売却に必要な期間は平均4ヶ月
マンションを売りに出してから、売却の成約に至るまでにかかる期間は平均4ヶ月とされています。
もちろん、地域や物件によって2ヶ月で売却できる場合や半年以上かかってしまう場合もあるので、あくまでも平均の目安として考えておきましょう。
さらに、マンション売却には仲介する不動産会社を探したりなどの準備期間や売却後の引っ越し期間なども必要です。こういった一連の流れをすべて含めると、6ヶ月ほどの期間がかかることを目安に考えておきましょう。
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マンション売却期間に影響する3つの要素
マンション売却にかかる期間がどれくらいになるのかは、主に「築年数」「専有面積」「最寄駅までの距離」の3つの要素が影響します。
以下では、早く売れやすい物件の特徴をこれら3つの要素に分けてご紹介します。
①築年数が10年以内
築年数は、販売価格にも売れるまでの期間にも大きく影響する要素です。
築年数が10年以内の場合がもっとも売れやすく、その中でもさらに築年数が浅いほうが売れる確率が高くなります。理由は、築浅であるほど買い手側のニーズが高く、「築年数は5年以下」などと基準を設定して物件を探している購入希望者も多くいることが挙げられます。
反対に築年数が10年以上になると、年数が上がっていくにつれて成約に至る確率は下がっていきます。20年を過ぎると成約率が一気に下がるため、できる限り築20年までに売り出すのがおすすめです。
②専有面積が40~70m2
買い手のニーズによって、マンションの専有面積も売却期間に影響があります。
専有面積とは、アパートやマンションなどの集合住宅において、その部屋の居住者だけが使用できる床面積(バルコニーや玄関ポーチなどは含まれない)のことを言います。
この専有面積において、もっともニーズが高い面積は40~70㎡となります。40~70㎡のマンションは住居用としても投資用としても需要が高い面積となっているため、売りに出してから比較的早く売れやすい傾向にあります。
一方で、100㎡以上と専有面積が大きくなってくると需要が少なくなり、売却にかかる期間が長くなる傾向にあります。
③最寄り駅まで3〜6分以内
マンションの立地も売却期間に大きく影響します。
マンションの購入希望者は、住みたいエリアを選定したあとに「交通の利便性が良いかどうか」を優先して物件を探すことが多いのです。
そのため、最寄り駅までの距離が徒歩3〜6分以内のマンションが、比較的早く売れやすい傾向にあります。
マンションを短期間で売却する方法
ここからは、マンションを短期間で売却するための3つのコツをご紹介します。
①マンション売却の得意な業者を選ぶ
依頼する不動産仲介業者を選ぶ際には、マンション売却に強い業者を選びましょう。
多くのポータルサイトに広告を掲載しているか、売却実績が多いかなどの点を確認し、売却を得意としている業者なのかを判断しましょう。
できるだけ早く売却したいという場合は、一定期間経っても売却できない場合に不動産業者に買取してもらえる「買取保証」のある業者を選ぶのがおすすめです。
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②適正な販売価格で販売する
適正価格よりも高い価格で販売している場合、売却期間が長引いてしまう可能性があります。
築年数や立地などの条件が同じにもかかわらず、競合物件よりも高い価格設定をしてしまっている場合は、販売価格をもう一度見直してみましょう。
③内見時の印象を良くする
内見時の印象を良くすることも、売却への成約率を上げるポイントとなります。
室内の清潔感を保つためにハウスクリーニングを利用するなど、内見時に好印象を与えるような準備をしておくことが大切です。特にキッチンや浴室などの水回りは見られやすいポイントのため、常にきれいな状態を保っておくようにしましょう。
マンションが半年経っても売れない場合の対処法
もし半年以上経ってもなかなか売れない場合、売却期間を長期化させないための3つの対処法をご紹介します。
①販売価格を見直す
まずは、売却価格を見直してみましょう。物件がなかなか売れない原因として、需要に見合った価格設定がされていないことが挙げられます。
まずは競合物件の価格を調査したうえで、適正な価格設定がされてるのかを確認しましょう。適正な販売価格であるのにもかかわらず売れない場合は、徐々に価格を下げていく必要があるでしょう。
②不動産会社を見直す
販売価格のほかに、依頼している不動産会社が原因でなかなか売却できないということもあります。
広告が物件のターゲットとなる人に届いていなかったり、物件の良さが上手くアピールできていないなど、マンション売却が得意でない業者である可能性があります。
その場合は、ほかの業者に依頼することも検討してみましょう。業者選びに失敗しないために、複数の業者へ話を聞いたうえで比較検討してみることが大切です。
③最終手段は「買取」
どうしても売れない場合は、最終手段として不動産会社に物件を買い取ってもらう「買取」を検討しましょう。
買取をする場合は、これ以上売却期間を長引かせることは防げますが、通常の販売価格よりも低い価格になる可能性が高いので注意しましょう。
販売収益にそこまでこだわっておらず、とにかく早く売りたいという方には、買取がおすすめです。
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マンション売却で後悔しないためのポイント
最後に、マンション売却で後悔しないためのポイントをお伝えします。
・売却期間を決めておく
売却期間を長引かせないために、いつまでに売却するのか目標を設定しておきましょう。
期間を決めておくことで、なかなか売れない場合に価格の調整や不動産業者の見直しなど迅速な対応をすることができ、最終的に買取になった際にも後悔のなく、割り切った判断をすることができるでしょう。
・価格パターンをいくつか決めておく
価格パターンをいくつか決めておくことで、なかなか売れない場合にも冷静に対応することができます。
価格設定において重要なのは、事前に「理想の売却価格」と「最低限度の売却価格」を決めておくことです。そもそも理想の価格で売れることはあまりないため、「この価格までなら下げられる」という限界の販売価格も決めておく必要があるのです。
・ローン残高を把握しておく
マンションを売却する場合、ローンの残高をすべて完済しなければなりません。
マンションの売却代金をローンの残債に当てることはできますが、売却代金で相殺できない場合は自己資金を用意しなければなりません。そのため、事前にローンの残高はいくらあるのかはきちんと確認しておきましょう。
・買取保証がある業者を選ぶ
不動産業者を選ぶ際には、一定の売却期間が過ぎても売れない場合にかならず買取をしてもらえる「買取保証」がある業者を選びましょう。
買取保証があることで予定していた期間内に確実に売却することができ、売れるかどうか分からないという不安を抱える必要もありません。
マンション売却をお考えの方は…
今回は、マンション売却と売却期間についての基礎知識を解説しました。マンション売却をスムーズに進めるためには、事前の計画と売れない場合の原因に対して適切に対処することが大切です。また、売却が長期化しそうになった場合には買取も検討しておきましょう。
D-LINE不動産は、中古物件の紹介とリフォーム・リノベーション、物件売却を専門とする不動産会社です。弊社の物件売却にはお客様のご要望に合わせて「一般売却」「買取型」「買取保証型」3つの売却スタイルをご用意しております。買取保証型は、ご希望価格にて売却に至らなかった場合は事前に相談して決めておいた価格にて買取をさせていただきます。
これからマンションの売却をお考えの方、なかなか売れずに困っているという方はぜひお気軽にご相談ください。
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