マンション売却でよくある失敗事例と対応策を解説|成功のコツとは?

マンション売却よくある失敗事例

「マンション売却をする前に、よくある失敗例と対応策について事前に知っておきたい」と考える方は多いのではないでしょうか。

そこでこちらのコラムでは、マンション売却前・売却中・売却後に分けて、よくある失敗例と対応策を解説します。

失敗例だけではなく、成功のためのコツについても合わせてお話していますので、マンション売却をお考えの方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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マンション売却はそもそも失敗が多いのか?

マンション

マンションの売却において、何をもって成功したのか、失敗したのかを判断する基準は個人の考え方によって異なります。

多くの人が”判断基準”としてまず思い浮かぶのは、「希望の売却価格で売れたかどうか」という点ではないでしょうか。

「売却価格に満足しているかどうか」ということは最終的な利益にかかわる大切な部分ですが、実は売却価格以外の部分で「こんなはずじゃなかった…」といった後悔をしている人は多くいるのです。

具体的にどのような後悔、失敗があるのかを事例とともに見ていきましょう。

 

マンション売却前の失敗事例と対応策

書類準備

マンション売却前の準備段階でよくある失敗例はこの3つです。

 

失敗例①ローン残高を把握していなかった

「ローンの残高をすべて返済しなければマンションは売却できない」ということを考えずに、ローンの残高をよく確認していなかったという失敗例があります。

マンションを売却して得た収益からローンを完済することもできますが、それでも足りない場合は自己資金からローンの返済をする必要が出てきます。

売却を考え始めたらまずはいくらローンが残っているのかを確認し、売却前に返済し終えるのか、売却益から相殺するのか、いくらなら自己資金で補えるのかをシミュレーションしておきましょう。

 

失敗例②査定依頼を1社にしか出していなかった

マンションの査定依頼を1社にしか出さずに、「本当はもっと高く売れたのではないか」と後悔する人もいます。マンションには定価がないため、売却価格の査定は依頼する不動産会社によって異なります。

マンションの売却価格の目安が知りたいといった際には、まずは複数の不動産会社に査定を依頼してみましょう。あとで後悔しないために、おおよその売却価格の目安を知ったうえで、いくらで売りたのかを業者と相談するのが良いでしょう。

 

失敗例③マンション売却が不得意な会社に依頼してしまった

仲介を依頼する不動産会社がマンション売却に精通しているところではない場合、希望の価格で売れにくかったり、売却までの期間が長引いたりすることがあります。

マンション売却が得意な不動産会社は、その物件の魅力をターゲットとなる買い手に上手くアピールしたり、なかなか売れない場合もプロのノウハウを使って適切なアドバイスをすることができます。

ホームページにマンション売却の事例が多いか、人気のポータルサイトへ掲載しているかなどは、優良な会社かどうかを見分けるポイントとなります。

 

マンション売却中の失敗事例と対応策

リビング

つづいて、マンション売却中のよくある失敗事例とその対応策を4つご紹介します。

 

失敗例④不動産会社に囲い込みをされてしまった

不動産会社に囲い込みをされてしまうと、なかなか売却できなかったり、高く買ってくれる買主を見つけにくくなる場合があるので注意しましょう。

「囲い込み」とは不動産会社が他社からの購入希望者を断り、自社で見つけた買主がマンションを購入することで、売り手側からも買い手側からも手数料を得ようとすることです。

不動産会社と契約を結ぶ際には、囲い込みをしていないか直接確認したり、契約書に囲い込みをしないよう記載してもらうなどの対策が必要です。

 

失敗例⑤適切な売却期間を知らずに焦ってしまった

「適切な売却期間を知らずに、焦って売ろうとしたため売却価格が安くなってしまった」という失敗例も見られます。

マンションの売却にかかる期間はおおよそ4ヶ月で、売却前後の準備や引っ越しの期間を合わせると6ヶ月ほどかかるのが一般的です。売却期間に余裕をもっておくことで、焦って誤った判断をしないようにすることが大切です。

もしどうしても売れない場合や、売却期間に余裕がない場合は、不動産屋に買い取ってもらう「買取」という選択肢もあります。

 

失敗例⑥相場を知らず値下げをしてしまった

相場価格を知らずに安易に値下げをしてしまい、後で後悔するという失敗例もあります。

焦って売ろうとしたり、知識のないまま自己判断で値下げをするのはリスクが高いので気をつけましょう。値下げを検討する場合は、まずは周辺の競合物件の価格帯を調査し、現時点でそれよりも高いのか安いのかを判断します。

競合物件よりも高く価格設定がされている場合は、価格が理由で売れにくくなっている可能性があるため、不動産会社と相談のうえで適正な価格へ値下げしましょう。

 

失敗例⑦内見は多いのになかなか売却できなかった

内見の問い合わせは多いのに、なかなか成約に結びつかなかったという失敗もあります。その原因としては、内見時の対応や室内の第一印象があまり良くないということが挙げられます。

内見時に丁寧な対応を心がけたり、常に清潔感のある見た目にするためにハウスクリーニングを利用するのもおすすめです。特に水回りは注目されるポイントなので、きれいに保っておくと物件に対する印象もアップするでしょう。

不動産の豆知識:家が売れない原因と解決策を解説|NG行動と確実に早く売る方法とは

 

マンション売却後の失敗事例と対応策

マンションの室内

最後に、マンション売却後に起こる失敗例と対応策について解説します。

 

失敗例⑧売却価格でローン残高を完済できなかった

「売却価格でローン残高を返済する予定が、結局自己資金で完済することになった」といった事例があります。

売却価格での返済を考える際には、希望する価格で売れなかった場合はどうなるかなど、さまざまなシミュレーションを事前におこなっておくことが大切です。最悪の場合は、ローン完済のために自己資金はいくら充てられるのかなど資金計画を入念にしておきましょう。

 

失敗例⑨売却に思った以上の費用・税金がかかった

売却をしてみたら、思った以上の費用がかかってしまったという例もあります。

実は、売却後に手元に残るのは、売却価格から必要な手続きにかかる経費や税金、ローン完済に充てる額などをすべて引いた残りの額となります。具体的には、売却価格の5〜7%ほどの費用がかかるということを頭に入れたうえで、収支の計算を行うようにしましょう。

 

失敗例⑩契約不適合責任の扱いを知らなかった

「契約不適合責任」とは、マンションの売買契約後に売主に課せられるもので、契約内容に適合していない欠陥や不良な箇所が見つかった場合、修繕等について売主が責任を持って行うことを言います。

この契約不適合責任は任意のため、売買契約書に「契約不適合責任免責」との記載があれば、売主は一切の責任を負う必要がなくなります。

もし契約不適合責任について知らずに、売却後も売主に責任があることに気がつかずにいると、思わぬところで苦労することがあるので注意しましょう。予防策として、欠陥や不良な箇所がある場合は事前に書面などで買主に伝えておくようにするのがおすすめです。

 

マンション売却を成功させるには「不動産選び」が大切

家

最後に、マンション売却を成功させるためのコツをお伝えします。

マンションを納得する価格で希望する期間内に売るためには、「不動産選び」がもっとも大切なポイントです。ターゲット層に届くように広告を打ち出したり、物件の良さをどのように伝えるのかは不動産会社であるため、会社選びは慎重に行いましょう。

マンションの売却に強いかどうかは、もっとも重視するポイントですが、その他にも「買取保証」があるかどうかも合わせて確認しましょう。買取保証とは、定められた期間内に売却できなかった場合に、買取を保証してくれるものです。

「あらかじめ希望していた期間内に売りたい」「売却に手間や時間をかけたくない」という方は、買取保証のある不動産会社を選ぶことがおすすめです。

 

マンション売却をするなら…

いかがでしたか?今回は、マンションの売却でよくある失敗例と対応策について詳しく解説しました。どのような失敗が起こるのか、失敗しないために何に気をつければいいのかを知ることができたのではないでしょうか。後悔しないマンション売却をするために、ぜひこの記事で学んだことを参考にしていただければと思います。

D-LINE不動産は、中古物件の紹介とリフォーム・リノベーション、物件売却を専門とする不動産会社です。弊社の物件売却にはお客様のご要望に合わせて「一般売却」「買取型」「買取保証型」3つの売却スタイルをご用意しております。買取保証型は、ご希望価格にて売却に至らなかった場合は事前に相談して決めておいた価格にて買取をさせていただきます。

これからマンションの売却をお考えの方、なかなか売れずに困っているという方はぜひお気軽にご相談ください。

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