テレワークが日常となってきた昨今、テレワークのお部屋をどうするのが良いか?
◆D-LINE不動産 不動産豆知識2021年 『江東区・墨田区・中央区・港区
最近のお住まい探しでよく聞くご希望は、「テレワーク用の部屋が欲しい」「小さくてもいいから書斎があれば」といった部屋数に関する条件が多くなっている気がします。
実際にテレワークをしていると家の生活音がweb会議に入ってしまったり、背景に洗濯物が映りこんでしまう、子供が顔を出してしまう、といったことが良くありますね。
やはり、仕事用の独立したスペースが欲しいというのは、当然のニーズになるかと思います。
「4LDK希望」はNGです!
ここで注意したいのが、部屋数が欲しいからといってスーモやアットホームなどの検索条件に「3LDK以上」とか「4LDK以上」と入力してしまうことです。
例えば都内のマンションで「4LDK」=4部屋以上ある物件は、相当限られてしまいます。
マンションの広さ自体も必要になってしまうため、ほぼ「該当なし」という結果になってしまうのではないでしょうか。
部屋にカウントできない納戸
例えば、販売チラシの中には2SLDKというものがあります。
このSとは「サービスルーム」いわゆる納戸のことです。
建築基準法では、部屋の広さに対して一定の大きさ以上の窓がないと、居室と呼べないことになっています。
つまり1部屋としてカウントしてはいけないことになっています。
ところが、これはあくまでも建築基準法上の話ですので、S=納戸といっても「暗くて狭くて物置くらいにしか使えない」といった部屋ばかりではありません。
通常の部屋と同じように使えるものもあります。
「4部屋以上ないと・・」といった場合でも、3SLDKの間取りでもテレワークのスペースとしては充分ということもあります。
また、中古マンションを購入してリフォームで間仕切りを付けるという選択肢もあります。
思い込みで検索条件を絞り過ぎてしまうと、かえって理想の物件に出会えなくなってしまうこともあります。
不動産のプロに希望条件をぶつけましょう
やはり住まい探しについては、物件知識の豊富なエージェントに相談することが近道ではないでしょうか。
生活スタイルを含めた希望条件を丁寧にヒアリングして、幅位広い物件情報から具体的な物件を提案してもらえるエージェント探しが大切になると思います。
多くの不動産屋を回ることが適切な住まい探しになるとは限りません。
住宅購入は、人生の中でとても大きな買い物です。慎重にご検討下さい。