ご注意ください、雪かき・雪下ろしの注意点!!

◆D-LINE不動産 不動産豆知識2020年 『江東区・墨田区・中央区・港区

今年は暑い夏を終えたと思ったら、あっという間に寒くなってきましたね。

そして、今年の12月以降は3年ぶりに寒い冬になるといわれております。

冬になると気を付けなければならない事というと雪の降る地域は雪下ろしなどがあります。

大雪になると屋根やカーポートには数十センチから数メートルの雪が積もる事もあります。

今回は、雪が積もった場合、屋根にかかる負担はどのくらいなのか、また、雪下ろしをする際の注意点などについてお話したいと思います。

降ったばかりの雪は雪と雪の間に空気を含んでいるためフワフワですが、時間が経つと密度が増加して重くなります。

新雪のように乾いた雪と降ってから時間が経った湿った雪では重さが違います。

雪国の方の間では常識なのですが、雪かきは降っている妻子中からどんどん始めます。雪国でない地区の方は、止んだら一気に片付けようとしている方が多いですが、雪は止むと一気に締まり始め重さが一気に増します。

雪かき、雪下ろしの基本は、降っている最中からどんどん始めることです。東京都内でも降雪があった際には、降り止んでからでなく降っている最中から雪かきを始めるべきです。是非、頭の片隅をお留め下さい。

合わせまして例えば、100㎡の屋根に湿った雪が10㎝積もった場合、その重さは約1.5トン。雪が積もったままにしておくと雪の重みで屋根や物置、カーポートなどが破損することがあります。

屋根の破損を防ぐために雪下ろしは必要ですが、毎年、雪による事故の多くは除雪の作業中に起こっています。

中でも屋根から転落したり、屋根から落ちた雪が直撃するなどの原因で発生する事故が多くなっています。雪下ろし中の事故を防ぐためには、万全の準備が必要です。

安全のために、作業は1人ではなく2人以上で、家族や近所に声をかけてから行うことをお勧め致します。

また転落事故を防ぐために、命綱やヘルメットをしっかり着用し、屋根にかけるはしごは動かないようにしっかりと固定してください。

万が一転倒した場合にクッション代わりとなるため、周囲に雪を残すこともポイントです。

屋根から雪がせり出して雪庇やつららが出来ている場合は、その下に人がいないか確認しましょう。

また、冬は空気が乾燥します。

東京では1月~2月頃が1年の中でも最も乾燥する時期です。

空気が乾燥すると火がつきやすく、いったん火がつくと一気に燃え広がる恐れがあります。

冬になると事故の数も増えると言われていますのでくれぐれも火災ももちろんですが、雪下ろしでも事故のないよう、お気を付けいただけたらと思います。

また積雪などで屋根やカーポートが破損した場合は保険の対象となるかと思いますので、すぐに保険会社へお電話して保険の適用となるか?どのように進めれば良いのか?の確認をしてください。