中古物件の選び方のポイントとは?

最近、中古物件を住宅購入の選択肢として選ぶ方が増えてきています。国も中古物件の売買や活用を積極的に進めているので、より中古物件の流通は活発になっていくでしょう。

しかし、中古物件を購入する上ではチェックすべきポイントがたくさんあって、どのように決めたら良いかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は中古物件の選び方についてポイントをご紹介していきます。

中古物件は魅力がたくさん

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中古物件の選び方をご紹介する前にまずは改めて中古物件の魅力についてご紹介していきます。せっかく中古物件を選ぶなら魅力を押さえた上で、その魅力が存分に発揮されている物件を選ぶと良いでしょう。

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新築の物件よりも安い

中古物件は新築物件よりも安く購入できるのが最大の特徴です。住宅はとても大きな買い物なので、一割引の金額だとしても何百万円というお金を節約することができます。その分、家具やインテリアにお金をかけたり、自分や家族の趣味にお金をかけることも出来るのです。

一般的には築年数が経てば経つほど金額は安くなっていくのですが、注目すべきは築浅の物件です。実は住宅は築数年しかたっていなくても、新築物件よりかなり安く購入できます。つまりまだ新築に近い物件でも金額を抑えることが出来るのです。特にマンションの場合は顕著に現れるので、一度は選択肢として調べてみると良いでしょう。

立地を選ぶことができる

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中古物件はどのような立地でも販売される可能性があります。特にマンションだと既に駅近にたくさん建っている場合や土地があまりない場合には新築が建てられる可能性が低くなります。そうすると駅近やその駅エリアを希望している方は住むのが非常に難しくなるのです。

しかし、そのような場合でも中古物件ならば販売される可能性があります。焦らずじっくりと待つことで自分の希望の立地条件を叶えられる可能性があるのです。

リノベーションで自分好みのデザインにできる

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新築・中古共に通常購入する家は間取りもデザインも既に決まっているものを購入します。(注文住宅は除く)新築は価格も高く、新築をリフォームする必要が全くないため自分の希望と少し違ったとしてもそのまま住むのが普通です。

中古住宅の場合はリフォームする必要がある物件もありますし、何より価格が安いのでリノベーションで間取りや内装を変えたとしても新築よりも安く住むことも可能なのです。自分好みの家にしたい方こそ中古住宅を選んだ方が良いかもしれません。

中古物件では必ず内覧をしよう

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様々な中古物件の魅力をご紹介してきましたが、もう一つ大きな魅力が中古物件にはあります。それは物件を確認した上で購入できるということです。新築の場合はまだ建築途中から販売されることも多く、イメージ図のみで購入することもあります。

しかし、中古物件は既にある物件を購入するので内覧をした上で決められるのです。なので、中古物件は必ず内覧を行うようにしましょう。

内覧時にチェックするポイント

中古物件をチェックする場合には内装や間取りといった見てすぐにわかるポイント以外にも必ずチェックしていきましょう。

住宅の基礎・屋根・外壁

基礎・屋根・外壁に亀裂が入っているとリフォーム工事をしなければなりません。住宅を支えている部分なので倒壊の恐れもありますし、雨漏りなどがしてくる可能性があるからです。

亀裂や傷が大きく入っていないか、塗装が取れていないかなどをチェックした上で、不安がある時はホームインスペクションも利用しましょう。ホームインスペクションについては後ほど詳しくご紹介します。

住宅設備

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内装は前の住人が綺麗に住んでいればそこまでリフォームを気にしなくても良いケースもありますが、住宅設備は古くなっているので交換するかそのまま使用できそうかを確認しておいたほうが良いでしょう。

キッチンやバス・トイレなどを綺麗にするだけでもかなり家が新しくなるので、住宅設備の交換だけでも考えていた方が良いかもしれません。

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周辺環境

内覧を行うときはその物件のみではなく周辺環境をチェックしておくのもポイントの一つです。学校やスーパーは近いかどうか、近くに騒音となるものは無いかどうか、日当たりが良いかどうかも周辺環境をチェックするとある程度わかってきます。

中古物件の場合はすでに街として出来上がっている場所にあることが多いです。そこまで街の環境に劇的な変化は無いことが多いので、しっかりとチェックをした上で生活のイメージをつけておきましょう。

中古物件の選び方

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ここからはいよいよ中古物件の選び方のポイントをご紹介していきます。探し方からチェックの仕方、気をつけるポイントなど様々なポイントをご紹介するので参考にしてください。

不動産会社に早めに相談しておく

まずは不動産会社に早めに相談しておくのがポイントです。実は不動産会社の情報以外にもポータルサイトやチラシなど不動産情報を得る手段はいくつかあります。しかし、最終的には不動産会社の仲介を経て購入することがほとんどです。早めに相談しておくとこちらの事情などもわかった上で対応してくれるのです。

不動産会社にはポータルサイトやチラシで公開されていない物件情報も入ってきます。立地や予算などの希望を伝えておくと情報が入った時点で教えてくれることもあるのです。優良物件の情報をいち早くチェックするためにも初期段階から不動産会社に相談しておくのがポイントです。

また、不動産会社は「一社への相談」と「複数社への相談」のどちらにもメリットがあります。一社だと仲良くなりやすいので、より親身になって探してくれます。複数社だと幅広い情報を獲得することができます。自分に合った探し方をしてください。

リフォームも考えながら予算を組む

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中古物件を購入する時はそのままの状態を気に入って何もリフォームせずに住めればベストですが、多くの場合は大小あったとしても何かしらのリフォームをする場合が多いです。キッチンを交換したり、クロスや壁紙を張り替えたり、スケルトンでリフォームをすることもあります。

なので、リフォームも行うことを前提でどの辺りをリフォームするかまで考えながら物件を選ぶようにしましょう。また、最近はリノベーション済み住宅もあるので、その場合は自分でリフォームをしなくても住むのに問題ない状態になっています。

言い換えると、間取りが希望通りではなかったり、住宅設備が古かったりする場合でもリフォームを行うと希望通りにできる場合もあるので、物件価格が安ければそちらを購入した方が結果的にコストを抑えて希望の家にすることも出来るのです。

築20年以上の家には要注意

中古物件の購入時には住宅ローンを利用する方が多いでしょう。住宅ローンを利用する場合、住宅ローン控除として支払っている税金から一定額の控除を受けることができます。確定申告が必要となりますが、かなりの金額を控除してもらえるので活用してください。

ただし、住宅ローン控除を受ける際には戸建で築20年以内、マンションで築25年以内というのが一つの目安となっています。もちろん、それ以上の場合も控除を受けられるのですが、その際には耐震についての証明書を取得する必要などが出てくるので、活用したい場合は事前に不動産会社と相談しておきましょう。

ホームインスペクションも活用する

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中古物件を購入する時に一番不安なのは、「欠陥が見つかったらどうしようか」という事ではないでしょうか。せっかく購入して住んでみたら「雨漏りがする」「家が傾いていた」なんてことになったら大変ですよね?

しかし、いくら内覧が出来るからといって素人がぱっと見ただけで欠陥や修理しなければならないところがあるかどうかを判断するのはとても難しいです。素人では難しい判断を専門家の目で調査してくれるのがホームインスペクションです。

ホームインスペクションは主に中古住宅を購入や売却する時に、第三者の家の専門家が家を客観的にチェックして修理が必要な箇所などを洗い出してくれるサービスです。事前に修理箇所がわかると売主と買主で交渉できるので、積極的に活用していきましょう。

まとめ

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今回は中古物件の選び方のポイントについてご紹介してきました。

中古物件は立地・予算・間取り・デザインなど人それぞれの希望があると思います。希望に叶う家を見つけられるかは探し方・選び方次第です。ぜひより良い家を見つけてください。


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