中古住宅を内覧するときの注意点やポイント
中古物件を購入する時には内覧を行うことがほとんどです。中古住宅は実際に物件を見ながら購入を決められるのが良い点でもありますし、どの程度破損などがあるかは物件それぞれでバラバラなのでしっかりと内覧で確認しましょう。
とはいえ、内覧で確認するべきポイントを間違えてしますと、あまり意味はありません。そこで今回は中古住宅の内覧時のポイントや注意点をご紹介します。
中古住宅購入時には内覧を行おう
最近、「中古住宅」が家を購入する方にとっての注目のキーワードとなっています。新築とは違う魅力もたくさんあり、空き家問題などで中古住宅をもっと活用しよう!という動きも全国で出てきているので、不動産会社なども積極的に販売や活用をし始めているのです。
ただし、中古住宅は新築住宅と違い、気をつけなければならない点もいくつかあります。その点をチェックする上でも物件を見ておくのは必ず行なっておきましょう。
まず、内覧時のチェックポイントの前にそもそも中古住宅は新築と比較してどのようなメリットがあるのかをご紹介します。中古住宅と新築住宅を検討する上で参考にしてください。
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新築よりも安く購入できる
中古住宅の一番の魅力は何と言っても価格でしょう。中古住宅には築浅〜築数十年と様々な建物がありますが、築浅でも新築よりもかなり安く購入することができます。築何十年といった家でもリフォームをかければ新築と同じように住むことも可能で、リフォームの費用を入れても新築よりも安く済ませることができるのです。
立地を選ぶことができる
新築と違い中古住宅は今ある家を購入することになるので、立地を選ぶことができます。駅近やなかなか新築は建てられない住宅街でも住むことができるので、自分の希望の立地で中古住宅が販売されるまでじっくりと待つ方もいるのです。
実際の物件を見た上で選ぶことができる
新築の場合は建てられるまでわからなかったり、新築マンションの場合はギャラリーでのイメージのみで購入まで行います。しかし、中古住宅の場合は実際に建っている家を見て決められるので、住んでからイメージと違った!ということがないのです。
内覧時にチェックするべきポイントは?
中古住宅の魅力でもお伝えしましたが、実際の物件を見た上で購入できるというのは中古物件ならではの魅力です。しかし、内覧時にチェックすべきポイントを外してしまうとせっかく内覧しても住んでからのイメージと違ったり、もっとチェックしておけば良かったと後悔したりすることも出てきてしまうのです。
ここでは内覧時のチェックポイントをご紹介します。しっかりとチェックした上で良い内覧を行えるようにしましょう。
内覧時の持ち物
内覧時にはしっかりと準備をしていくことが大事です。持ち物としてはメジャー、カメラ(スマホでも可)、筆記用具、メモ用紙、方位磁石が挙げられます。そして、今使用している家具をそのまま使用する場合、ベッドや冷蔵庫などの大きな家具は前もってメジャーで大きさを測っておきましょう。また、事前の写真や間取り図である程度、部屋の使い方や家具の置き方をイメージしておくのも大切です。
屋根、外壁、基礎などをチェックする
いよいよ内覧ですが、まずは外壁や屋根、基礎にひび割れ、破損などがないか確認しましょう。内部までは素人ではわからないのですが、目に見えて破損があった場合はリフォームや塗装を新たに行う必要があります。家の中で一番大事な箇所なので必ずチェックしてください。
間取り、日当たりをチェックする
家の向き、間取りというのは変更をするのがかなり難しいです。内覧する時間帯によっては日当たりなども変化してくるので、方位磁石を持って方角がわかるようにしておくと良いでしょう。この時に家具などを置く予定位置の長さも測っておきましょう。
壁、建具をチェックする
壁は汚れやタバコのヤニなどがひどい場合、壁紙の張替えが必要となります。綺麗でも張り替えたいという方もいると思いますが、そのまま使用しても問題ないこともあるのでチェックしてください。また、築年数が建ってくると家に歪みが出たり、建具に歪みが出てきます。建具の交換などが必要となる場合もあるので、ドアや窓は開け閉めをスムーズにできるかどうかをチェックしておきましょう。
キッチン、洗面台をチェックする
水回りは家の中でも気をつけてチェックしたいポイントです。キッチンの使いやすさもそうですが、水回りで大事なのはキッチン下や洗面台下の収納。水漏れがある場合、カビが出てきていたり臭いがきつくなっています。ここもリフォームが必要となることの多い箇所なのでチェックしておきましょう。
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内覧時に気をつける注意点は?
内覧時にはまだ自分の家ではありません。傷を付けてしまったりすると最悪の場合、損害賠償などの話にもなってしまう可能性があります。ここからは内覧時に気をつけた方が良い注意点についてご紹介します。
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小さな子供を連れていく際には要注意
自分一人で内覧をした際に無闇に傷を付けたりすることはないと思いますが、家族全員で内覧を行おうと小さな子供を連れていく際には傷を付けたり、走り回ったりさせないように気をつけましょう。出来れば内覧時には連れて行かない方が無難です。
わからないことは積極的に聞く
家は非常に大きな買い物です。内覧していて少しでも不安な点があれば不動産会社の担当者に必ず聞くようにしましょう。また、その場でわからないことはメモをしておいて契約前に疑問点をスッキリさせておくことも重要です。
それでもわからない時はホームインスペクション
「構造体や基礎がやっぱり不安」「素人が見てもよくわからない」という方は最近出来たホームインスペクションというサービスを利用してみてください。家の専門家が客観的に家を検査して、リフォームが必要な箇所などを教えてくれます。
周辺環境も必ずチェックしておく
家の内覧時には家のみではなく、周辺環境もチェックしておきましょう。日当たりが悪くなる要素はないか、学校までの道のり、スーパーまでの近さなどなど実際に住むにあたり必要なことは同時にチェックしておくことが大事です。
売主様が居住している際にはさらに注意が必要
中古住宅は既に空き家になっているものもあれば、まだ人が住んでいるものが販売されていることもあります。人が住んでいても内覧は住人の好意で行うことが出来る物件もあるのです。ただし、その場合はより注意が必要となるので注意点をチェックしておきましょう。
必ず予約が必要
内覧時にはどんな家でも予約が必要です。ただ、空き家の場合には不動産会社の都合さえつけば今日、明日すぐにということも可能ですが、まだ住人がいる場合はそんなわけにはいきません。住人の都合もあるので、候補日を複数決めた上で事前に予約を不動産会社にお願いしておきましょう。
物を動かす時には了承を取る
内覧時には建具を動かしてスムーズに動くか見たり、収納の中もどのようになっているか確認をしたいものです。しかし、住人にとって見られたくないものがあったり自分の物を勝手に動かされるのは気分が良くないので必ず了承を取りましょう。ただし、確認は重要なので遠慮せずに聞くことが大事です。
まとめ
物件の内覧時の注意点についてご紹介してきました。
中古物件を購入する上で内覧は非常に重要なものです。注意点を押さえた上でしっかりと確認をして納得いく状態で購入出来るようにしておきましょう。
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