中古の不動産価格を知らないと損をする!? 売出価格と成約価格の差

中古の不動産価格は「売出価格」と実際に成約に至った時の「成約価格」の間に乖離が見られる場合、売りに出しているエリアやタイミング等個々の要因によって差はあれど、その乖離率は、昨今では平均で約5%~10%近くになっています。(物件によっては売出価格が成約価格となり乖離がない場合もあります。)

売主が不動産を売却したいときには、売主の側に仲介業者が付いて、売却相談した際に取引相場をきちんと教えてもらっています。売主としては少しでも高く売りたい・・という心境になるのはやむおえません。

売主の側の仲介業者も、売主の利益を重んじる立場から、いつまでに売却しなければならないのか、ある程度の想定期間の中で、仲介業者より想定成約価格を聞き、販売戦略を一緒に決めます。

「最近の成約事例を見ると、○○万円になりそうですが、売却期間に余裕があるので、少し高めから出して反響があるか様子をみましょう!」

「ここ数年不動産価格は上向きですので最高単価と同じ価格で売り出してみて、様子を見ながら下げてみましょう!」
など・・・

仲介業者は、売主に後々もっと高く売れたのではという思いを抱かせることは避けたいという思いもあり、「ほんとは少し高すぎるな・・」と思ったとしても、まずは販売してみて反響があるかとうか確かめる方法をとるケースも見られ、反響がない事で価格を現実的な相場に近づけていきます。

「1か月販売して見て、買い手がつかなければ○○万円価格を下げましょう!」

というようなやりとりが行われていることがあります。

一般的に仲介会社も買い手についた場合、買い手が内覧する物件を全部査定する習慣はほぼありません。買い手の仲介は成約すれば手数料が入るが、買い手が満足するまで割安で買えることに積極的に動いてくれるところは残念ながら少ないのです。知識のない顧客には、不動産会社からすると情報格差を活かしてうまいこと成約させてしまった方が楽なので、お客様にきちんと相場等をお教えしようとする気持ちは生まれないのです。買い手の仲介業者は価格が下がれば、自分の手数料も下がるだけですし、結果的に、買い手は無防備な状態で判断を迫られており、これでは市場で食いものにされやすい弱者と言えるでしょう。

買い手も物件の価格相場や販売状況も調べずに、不動産ポータルサイトに「広告」を出している売主側の仲介業者に行ってしまっては、「相場」より高く買ってしまう事にもなりかねません。
あなたの味方になってくれる専門家(エージェント)と家探しをするという事が非常に大切になってきます。

D-LINEでは、内見して「買っても良いかも・・・」という物件に出遭った段階で、買付申込みをする前に、棟内マンション過去の成約事例、周辺の類似成約事例、周辺の現在の売出し状況を鑑み、具体的に価格の妥当性の検証を行っています。
具体的にはこのようなお手伝いをしております。

また、何かある度に都度仲介業者へ聞くのも大変ですので、D-LINEでは、ご自分でもおよその判断が出来るようなツールとして、「SelFin」などのWEBアプリを提供しています。

「SelFin」では、「価格の妥当性」をはじめ、「流動性」、「耐震性」、「住宅ローン減税」、マンションなら「管理状況」、戸建てなら「土地の資産性」等の項目を瞬時に判定します。

ご利用がまだの方でしたら、ぜひご利用ください。(無料)
「SelFin」のご利用は、こちらから→ https://self-in.com/koto01

普段は「SelFin」を使って効率よく家探しをしていき、いざ気になる物件が出てきた場合、弊社のエージェントと内見する。そして、買おうかどうかという段階では、より具体的な成約事例、周辺相場を踏まえて価格の妥当性を個別に検証し、価格交渉を行っていく。

こういうプロセスを踏んでいけば、高値買いしてしまうリスクもかなり減ります。

なんとなく自己判断で家探しをするのではなく、良いエージェントと一緒に探していく。そんなお住まい探しのかたちを提案します!

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