住宅建築に適した賢い土地の選び方!
◆D-LINE不動産 不動産豆知識2022年 『江東区・墨田区・中央区・港区・文京区・台東区』
家を建てる目的で土地を購入する場合、周辺環境の確認も大切ですが、しっかりとした地盤の土地を選ぶということが大切です。
土地を選ぶときは地盤も気をつけるべき理由
家を建てるための土地を選ぶ際には敷地の形状や向き、最寄り駅からの距離といった項目にばかり注意を払いがちではないでしょうか。
また、建てる家については耐震性能や耐久性のしっかりとした構造を持つ家に拘ったりします。
しかし、それらと同じくらい大切なのはしっかりとした地盤を持つ土地を選ぶということです。
いくら立地の良い土地に丈夫で立派な家を建てても、土台となる地盤がぜい弱であれば地震や台風などの自然災害が発生した際には甚大な被害を受けるリスクが高くなります。
地盤の弱い土地
・年月が経つにつれて家が傾いてくる不同沈下現象が起きる可能性が高くなります。
・地盤が弱い、または埋立地の場合に発生する液状化現象の可能性があります。
・軟弱な地盤は柔らかな粘土や緩い砂から成り立っており、土地の強度が著しく弱く、耐久性が低い地盤になります。
・その多くがかつては沼や湖、河川、池だった場所を埋め立てて造成された土地であり、地中にたくさんの水分を含んでいる場合が多いものです。
不同沈下現象とは、窓やドアの開け閉めが困難となったり、外壁にひび割れが生じてきたりします。
また不同沈下がもたらす悪影響にはその住人の身体にも及び、めまいや体調不良といった健康上の被害も発生するかもしれません。
この不同沈下には主に3つの原因が考えられます。
・家の土地に対する荷重が均等でないために、重いほうの箇所に向かって家が傾いてしまう可能性
・傾斜のある土地や凹凸がある土地の場合、家の基礎を作るために土地を平坦に整地する必要がある為、ただ盛土をするだけでは強度不足の土地となるために転圧という作業を通じて土を固めて強化する必要がありますが転圧が不足するケース。
・傾斜地や丘、山などを崩して平らな土地を造成した場合、盛土と切土が混在し地盤の強度が一定ではないことが、弱い部分を中心として不同沈下が発生する原因となってしまうケース。
せっかく建てるなら地盤について細心の注意を払って土地選びをすることをお勧めします。
家を建てるならば硬質地盤が良い
硬くて締まっている性質を持つ硬質地盤の土地が良いと言われています。
合わせて高台の土地を選ぶことも大切なポイントとなります。
硬質な地盤は一般的に固い岩盤や砂礫をたくさん含んでおり、地震や大雨の災害にも強いということです。
硬質な地盤と軟弱な地盤の違いが最も影響するのが、地盤改良工事の工法と費用です。
軟弱地盤であると地盤調査の結果で判断された場合、家を建てる前に地盤改良工事を行う必要があります。
表層地盤改良工法・・・セメント系固化剤を現地の土を混ぜ合わせて固める工法
柱状地盤改良工法・・・セメント(ミルク状の固化剤)を土とかくはんさせることで地中に柱を作って建物の荷重を支えます。
小口径鋼管工法・・・鋼管の杭を地中深くに打ち込み、その杭で建物の荷重を支える工法
調査結果によっては家を建てる前に地盤改良工事を行う費用がかかり安い土地でも費用面で割高になることもあります。
いかがでしょうか、ネットでいろいろ調べる事はできますが実際購入する際は専門の知識を持った不動産会社と一緒に探して頂けると良いと思います。
弊社では専門知識を持ったエージェントがお客様の購入前に物件など調査して問題がありましたらご報告しています。
不動産購入でご相談がありましたらご連絡頂ければと思います。