住宅購入の際の重要検討項目です! 子育て後の住まいについて!!
◆D-LINE不動産 不動産豆知識2022年 『江東区・墨田区・中央区・港区・文京区・台東区』
■「一生に一度の大きな買い物」と考えての行動には注意が必要?!
住宅購入を検討する際には、常に「買う」ことが頭をよぎり、将来の事は考えにくい方が多いです。それも、「一生に一度の大きな買い物」と考えての行動が多い為、購入する事に注力しがちです。そこで今回は住宅購入後、それも子育て後の住まいの選択肢について解説をしたいと思います。ぜひ、今後の参考にお役立て下さい。
子どもが独立して子育てを終え、夫婦2人の生活が始まるという場合に考えたいのが今後の住まいをどうするかという事です。例としては、「子育て後の自宅は大きすぎる」と考えますが、住み慣れた自宅にそのまま住み続ける方が多いという事です。また、持ち家の場合は長期的に必要な修繕にどう備えるかが大切になります。一般的な戸建て住宅(延べ床面積116平方メートル、木造2階建て)の築後30年間の修繕費は合計で約900万円掛かるという試算もあり、子育て後の自宅にその金額を投資し続ける事に頭を抱える方もいます。勿論、修繕を先送りしすぎると余計にお金がかかる為、早めに対応したほうが良いのも事実です。
分譲マンションも築30~40年たつと給排水管や機械式駐車場の更新など大規模な修繕工事が必要になります。通常は長期修繕計画に基づいて費用を積み立てていますが、実際に工事になると費用が計画を上回ることもあり、金融機関からの借入で対応するケースもあるようです。
■子育て後の住まいの選択肢は色々ある?!
賃貸住宅なら長期修繕費の心配はない代わりに家賃を払い続ける必要があり、住む場所にもよりますが、毎月10万円前後、賃貸の更新の際には約1ヶ月分の更新料等が掛かりますので年齢を重ねれば、その負担は大きなものとなります。また、高齢になると新たに賃貸住宅を借りるのが一般的に難しくなりやすいという問題もあります。
最近では高齢期は、自宅に住むほかにシニア向けの住宅や施設に入居する選択肢もあります。一つはサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。民間事業者が自治体に登録して運営する賃貸住宅で、バリアフリー設計、安否確認サービスなどが特徴です。ほとんどのサ高住は食事も提供し、60歳以上か介護保険制度の要支援・要介護の認定を受けた人が入居できるのが特徴です。
ちなみに、ライフルシニア(東京・千代田)が運営する高齢者施設検索サイト「LIFULL介護」によると、全国のサ高住の入居時費用の相場は19万8000円、入居時費用ありの場合の月額費用の相場は16万8000円。東京都内の相場でも入居時費用32万円、月額費用が21万1000円との事です。その為、この選択が出来る方は若いうちに資金を貯蓄し、資金的に余裕がある方の選択肢とも言えます。
■大きなご自宅に住み続けるよりも、自宅サイズを変えて子育て後の生活を楽しむ?!
個人的にはある程度、その人の健康状態にもよりますが、大きめのご自宅は売却をして、60㎡前後のマンションに引っ越しをして、それも引っ越し時にある程度のリフォームをして最新の設備環境で老後生活を過ごしていく事が良いのではないかと思っています。
勿論、資産価値がある程度ある不動産の売却が前提となりますが、不動産購入時に「一生に一度の大きな買い物!」と考えすぎず、子育て後の住まいは自宅サイズを変えて、上手く不動産と付き合う事も選択肢としてお持ちいただければ幸いです。
今後の参考にお役立て下さい。