住宅購入の際の重要検討項目です! 窓の形、種類の検討!!
◆D-LINE不動産 不動産豆知識2022年 『江東区・墨田区・中央区・港区』
窓の種類と特長を調べてみました。
横にスライドして開く窓
1.引き違い窓
2枚の窓をそれぞれ左右に開くことができ、どちらからも部屋の外にアクセスができます。
特長
採光面積がとても広く取れるので室内を明るくするのに適しています。
普及率が高いため、とても安価で種類が多いという魅力があります
弱点
気密性が高くない事とデザイン性が乏しい
2.片引き窓
左右片方がFIX窓でもう一方をスライドさせて開閉する窓です。
特長
真ん中にフレームがないので眺望を確保できる
3.両袖片引き窓
真ん中の窓がFIX窓になっていて両側がスライドして開く窓です。
4.引込み窓
窓を開いたときに開口部の脇に障子を収納する窓です。
特長
庭やテラスに面した窓に最適、ガラス面積が大きく開放感がある
上下にスライドして開く窓
5.上げ下げ窓
こちらも両開き窓と同様に海外で使われることの多い窓です。2枚の窓をスライドさせて開閉させますが、2枚とも動くタイプと片方だけが動くタイプの2種類があります。防犯性がとても高く、2枚とも動くタイプは通気性も優れています。
弱点
一方で、開け閉めの動作が大変で外面のお手入れがしにくいというデメリットがあります。このため、安全性を考えると2階以上への設置は避ける必要があります。
折りたたんで開く窓
6.折りたたみ窓
窓を折りたたんで開口部分を全開にできる窓です。
特長
庭やテラスに面した窓に最適、開口を大きくとれる
すべり出して開く窓
7.たてすべり出し窓
たて方向を回転軸に、室外側へすべり出しながら開く窓です。
特長
家の外側に沿って吹く風を室内に効果的に取り込める。
室内側から室外側のガラスの清掃ができる
雨がそのまま室内に入ってしまうというデメリットがあります。
8.すべり出し窓
障子が横方向を回転軸に、室外側へすべり出しながら開く窓です。
特長
室内側から室外側のガラスの清掃ができる
障子がひさし状になるので、小雨程度なら窓を開けて換気することができる
弱点
風通しがそれほどよくありません。
9.オーニング窓
すべり出し窓を2~4つ縦に連結した窓です。
特長
複数の窓を一つのハンドルで同時に開閉する
障子がひさし状になるので、小雨程度なら窓を開けて換気することができる
10.両たてすべり出し窓
「開き窓」とも呼ばれ、左右の窓枠を軸にして2枚の障子を開閉する窓です。
特長:開放できる面積が大きく、外の空気を取り込むのに最適
11.突き出し窓
窓枠の上側を軸にして障子に下部を外側に押し出すように開く窓です。
特長
ピクチャーウインドウとも呼ばれ、外の景色を取り込むのに最適
障子がひさし状になるので、小雨程度なら窓を開けて換気することができる
12.ガラスルーバー窓
細いスリット状のガラス板が並んでいるタイプの窓です。
特長
レバーを回してガラス板の角度を調節しながら開閉する
プライバシーを守りながら換気をしたい空間によく使われる
弱点
トイレや風呂場に使われることが多いルーバー窓ですが防犯上は不向きです。
13.ウインドキャッチ連窓
FIX窓の両側にたてすべり出し窓の吊り元を方立にした窓です。
特長
「たてすべり出し窓」を左右に付けることで左右両方からの風をとらえるのに有効
室内側から室外側のガラスの清掃ができる
2つのあけ方がある窓
14.ツーアクション窓
1つの窓で内開きと内倒しの2通りの開け方ができる窓です。
特長
1つのハンドルで2通りの開き方ができる
内開きは室内側に大きく開くので、窓の掃除がしやすい
気密性、断熱性が高いので寒い地域におすすめ
倒して開く窓
15.内倒し窓
窓枠の下側を軸にして障子を室内側に倒して開く窓です。
特長
大きく開閉せず、内側に倒れるので、小雨程度の日なら窓を開けて換気をすることができる
防犯やプライバシー保護、窓からの落下防止にも効果的
16.外倒し窓
窓枠の下側を軸にして障子を室外側に倒して開く窓です。
特徴
排煙窓として高所によく使用される
浴室など高温多湿の部屋には取り付けられない
高所につける窓
17.天窓
勾配のある屋根に設置する窓です。
特長
1日中日差しが入るので、明かり採りに最適
18.高所用すべり出し窓
吹き抜けなどの高いところに設置するすべり出しタイプの窓です。
特長
暖かい空気が上へと移動する性質を利用した「重力換気」(高い位置の窓から室内の空気を排出させながら低い位置の窓から外の空気を取り込む)に最適
開かない窓
19.FIX窓
「はめ殺し窓」とも呼ばれる、開閉ができない窓です。
その他の窓
20.出窓
建物の壁から外に突き出した形状の窓です。
特徴
お部屋を広く見せるのに有効、引違い窓、FIX窓など窓の開き方がえらべる
夏場は熱がこもりやすく冬場は結露が発生しやすいというデメリットがあります。
21デザイン窓
小窓やスリット窓などがあります
さまざまな開き方の窓があります。
また、窓の大きさは法律で決められています。
法律(建築基準法)には、居室(人が生活する部屋)には窓を設けて自然光を取入れなければいけない(採光)という規定があります。
建築する用途地域によってその数値は変わってきますが、最も住宅が建てられる「住居地域」では、住宅の居室には部屋の大きさ(床面積)の1/7以上の採光有効開口が必要だと決められています。
窓を決めるだけでも形や開け方、採光のとり方を考えないといけません。しっかりとした計画を立てないと雨水の浸入経路にもなってしまいますので参考にして頂ければ幸いです。