ご注意ください! サイディングの外壁!!
◆D-LINE不動産 不動産豆知識2022年 『江東区・墨田区・中央区・港区』
サイディング外壁の注意点という見つけましたので参考にしていただければと思います。
~table of contents~
サイディング材の種類
・窯業(ようぎょう)系サイディング
・金属系サイディング
・木質系サイディング
・樹脂系サイディング
サイディング材の経年劣化する場所
サイディング材は表面には耐候性の強い表面塗装、接続部には防水シーリングが打たれていますが、その塗装やシーリングは永久的な物ではありません。
適切に定期的な点検をして早めのメンテナンスを行うことでサイディング外壁材が長持ちし、建物自体の寿命を延ばすことができます。
サイディング外壁のチェックポイント
経年による劣化によって、そり・うねり・ひび割れ(ヘアークラック)などが発生する事があります。
この程度であれば基材そのものの性能には影響はありませんが、建物の構造が原因で発生している場合には、
その原因を調べて根本から直す必要があります。
例えば耐震に問題があってクラックが発生している場合や下地の間柱との釘打ち箇所が適正でなかったりする場合は、
塗替え前にしっかりと直したいところです。
サイディング材の塗替え
今あるサイディングが通気工法か、直張り工法という点です。
直張り工法の場合は、塗替えでなく張替えが推奨されています。
長年の自然環境の雨や紫外線の影響により表面塗膜は劣化が進みます。
表面のツヤが無くなったり、チョーキング現象(白い粉が付く)が現れるとサイディング基材の防水性能が低下します。
これは自分でもできますので1年に一度程度、お庭に出た際などに目視での点検を勧めします。
塗膜面の点検は表面が白化(白く曇る)、変色、剥離などがないか、コケや藻の汚れが発生していないかなど目視で確認できます。
洗浄が甘くコケなどが残っていると数年後の剥離の原因となります。
シーリング
シーリングも経年とともに劣化します。サイディング材が気温の変化に伴い伸縮します。
その為シーリング材の伸縮性能が無くなるとひび割れや接着面の破断がおこります。
また、シーリングが劣化し内部に雨水が侵入すると下地木材の腐りなどによりサイディングを固定している釘がきかなくなり、 サイディング基材の反りやうねりの原因にもなりますので注意が必要です。
一般的にシーリング材はサイディング材より寿命が短い為、定期的な点検で劣化現象の早期発見が大切です。
壁面の方角によって劣化の状態にもかなり差があります。
当然、日当たりの良い南側や西側は他の壁面に比べると状態が悪い場合が多いので日当たりの良い面のチェックが大切です。
サイディング建物で雨漏りをしている可能性があれば、早めに雨漏り診断ができる専門工事会社へご相談することをお勧めします。
モルタル塗り建物と違いサイディング壁内部に空間があるので、一度壁内に雨水が侵入しても必ず室内に出てくるとは限らず、壁内部を通って建材が水分を吸収し内部からの腐りの原因になりかねるので注意が必要です。
いかがでしょうか。ご自宅の外壁がサイディングの場合は参考にしてみてください。