住宅購入の際の重要検討項目です! 床材選び!!

◆D-LINE不動産 不動産豆知識2021年 『江東区・墨田区・中央区・港区』

床材の中でもとても人気が高いのが、木材で作られたフローリングです。
素足で触れたときの感触がよく、そして見た目もナチュラルで美しいのがフローリングの特徴です。
フローリングと言っても無垢材や複合など違いがありますのでメリットとデメリットを調べてみました。

無垢材フローリングのメリット

・柔らかく肌触りがいい
・木の香りがしてリラックスできる
・調湿効果があり部屋を快適な空間にしてくれる
・削って補修ができる
・使えば使うほど味が出てくる

無垢材フローリングのデメリット

・1㎡あたり1.3万~2.7万円くらいで施工費用が高い
・反りや収縮により隙間ができやすい
・水に弱いのでメンテナンスが必須
・無垢材フローリングのデメリットは、材料が安定しないため反りや収縮が発生しやすく・施工が難しい
・水に弱く水をこぼしたときにはすぐに拭き取る必要があります。

複合フローリングのメリット

・反りや収縮が少なく素材が安定している
・色やデザインの選択肢が多い
・防音効果を持たせたものなど機能性が高い床材も選べる

複合フローリングのデメリット

・傷がついたら貼り直しになる
・調湿効果がない
・踏み心地があまり良くない
・高機能床材は値段が高い

フローリングで使用される木材
フローリングには様々な種類の木材が使用されます。
代表的なものとしてウォールナット・ブラックチェリー・メープル・チーク・オーク・パイン・ヒノキ・スギなどがあります。
用途や好み、予算によって使い分けします。

針葉樹のパインとヒノキ、スギは、柔らかく傷つきやすいという弱点はありますが
日本でもよく見られる木ですので、日本家屋との相性がとてもいい木材でもあります。
広葉樹は、硬くて傷つきにくいうえに高級感を演出できますが、冬場に冷たさを感じやすいという特徴もあります。

クッションフロア(材質:ビニール)

■メリット

・価格が安い
・汚れや傷がつきにくい
・水をこぼしても簡単に拭き取れる
・掃除しやすい
・クッション性があり転んでもケガをしにくい
・消音効果がある

■デメリット

・家具を置いたときに凹みができる
・熱に弱く変色しやすい
・見た目が安っぽい

長尺シート(材質:ポリエステ塩化ビニール)

■メリット

・汚れや傷がつきにくい
・水をこぼしても簡単に拭き取れる
・掃除しやすい
・重いものを置いてもヘコミにくい

■デメリット

・素材が重たくて施工が大変
・クッションフロアよりも価格が高い

カーペット

  • メリット

チリやホコリが舞いにくい
クッション性が高く転倒してもケガをしにくい
冬場に温かい

  • デメリット

ダニが付着・繁殖しやすい
水拭きができないためお手入れが大変
水をこぼすと乾くまでに時間がかかる

石材

石材には大理石や御影石などの種類があります。
玄関の床や風呂場、キッチン、洗面台などの水回りに使用されていることが多い床材です。

  • メリット

見た目に高級感がある
人工大理石なら価格も安く種類も豊富
夏場は冷たくて快適

  • デメリット

種類によっては水を吸うため汚れが付着しやすい
素足だと冷たく感じる
表面が硬く転倒するとケガをしやすい
天然石は価格がとても高い
人工大理石は熱に弱い

タイル

タイルは陶器製の板で、1枚1枚を並列して並べて設置して使う床材です。
玄関やキッチンの床に多く使用されています

  • メリット

石材に比べると安価
オリジナルのデザインを手軽に生み出せる

  • デメリット

タイルとタイルの間に汚れが溜まりやすい
表面が硬いものは歩く時の足への負担が大きくなる
冬場は足場が冷えやすい
種類によっては滑りやすい

畳は昔から日本和室に使われる藺草を加工した床です。

  • メリット

和の趣きを感じられること
素材が柔らかく転倒時にケガをしにくい
調湿効果があるため部屋を快適にしてくれる

  • デメリット

専門業者にメンテナンス依頼しなくてはいけない
バリアフリーには不向き
ダニが発生しやすい
日本人の多くは畳の部屋に入ると気持ちがやすらぎますので、落ち着いた空間が欲しいという人に向いているのが畳の床材です。調湿効果があり部屋を快適にしてくるだけでなく、転倒してもケガをしにくいことからこども部屋に敷いている家もあります。

コルク

クッション性が高く、子ども部屋などで使われることが多い床材がコルクです。
とても万能で使う場所を選ばない素材でもあります。

  • メリット

弾力性が高くクッション効果がある
保温性が高く冷たさを感じない
滑りにくくペットに最適
遮音効果が高い

  • デメリット

傷に弱く耐久性に劣る
紫外線に弱く変色しやすい
施工できる業者が限られている

床材を選ぶ上で重要になるポイント

場所で選ぶ

床材は適材適所で選ぶのが基本です。
居室:フローリング、クッションフロア、カーペット、畳、コルク
水回り:複合フローリング、クッションフロア、タイル、石材

設備で選ぶ

部屋に床暖房を設置する場合、床材として適さないものがあります。
それが複合フローリングで、クッションフロア、石材、タイルなども床暖房に対応している製品を選ぶ必要があります。また、燃えやすい無垢フローリングと石油ストーブの組み合わせも好ましくありません。

用途で選ぶ

部屋をどのように使うのかによって最適な床材が変わってきます。
ペットを飼っている場合には滑りやすい石材、タイル、フローリングは不向きです。
高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、転倒したときのリスクを考えて、できるだけクッション性の高い床材を選ぶといいでしょう。

床材を選ぶだけでも種類が豊富なため使用目的や適した素材を選ばれることをおすすめいたします。
家族の皆様が快適に暮らせるようなにかのお役に立てれば幸いです。