家を売って住み替える?今の家を生まれ変わらせる?

住み替えとリノベーション

現在の家を売って、新しい家を建てるということは、多額な資金が動くので、大きな決断を伴います。住み替え後の新しい家での暮らしが、ゆとりのある充実した毎日にする為には、住宅の売却と、新居の購入を満足のいく結果にしなくてはなりません。注意すべきポイントを考えながら売却と購入を進める手順を考えていきましょう。

なぜ家を売って住み替えることを計画するのですか?

リノベーション後のリビング

現在の家が持つ問題点を整理し、住み替えることによって実現したい暮らし方を整理してみることが大切です。その結果、住み替えよりも建て替えの方が有利かもしれないなど、選択肢が増える可能性もあります。

居住地域を変えたい

ここ数年は、コロナの影響で、住み替えを計画するケースの中に、居住地域を変えたいという希望が増えてきています。利便性を優先して都心部の駅近くに狭小住宅を建てたが、在宅勤務が増え、仕事をするスペースが確保できないという問題を解決する為です。出勤日が少なくなれば、利便性を優先する必要性が低下します。利便性を求めなければ、現在より低価格な土地がある地域に家を建てることができ、ゆったりした間取りが実現します。このようなケースは、子供の学校の問題が解決できれば、住み替えに向いているのではないでしょうか?

一方、同じような住宅の密集地に立つ家の中には、家を建てた当時より、マンションが増え、日当たりと風通しが悪くなってしまった、しかし、できればこの地を離れたくないというケースもあります。このようなケースでは、家を売って住み替えるより、フルリノベーションをして、暮らしやすい家にするという選択肢についても、考えるべきではないでしょうか?

フルリノベーションとは、家の内部の間取りを変えるというようなリフォームとは違い、根源的に住宅の質を向上させる方法です。土台と柱と梁だけを残し、外壁も階段もすべて撤去して、暮らしやすい家に生まれ変わらせます。

間取りの制限は、現在の土台に合わせるということだけです。外壁を撤去するので、窓の位置を変更することができます。その為、ハイサイドライトやトップライトを設け、吹き抜けと組み合わせる間取りにすれば、密集した住宅地に建つ狭小住宅であっても、日当たりと風通しの良い家に生まれ変わります。

老後の暮らしに合う家にしたい

子育てが終わったご夫婦の中には、2人で暮らすには広すぎる家を持て余しているというケースがあります。子供家族が遊びに来ることもあるし今はいいけれど、高齢になったら階段が負担になりそうと考えることもあるでしょう。このような場合、様々な選択肢が考えられます。

現在の住まいが住宅密集地にある場合には、日当たりと風通しが確保できない為、リノベーションで平屋にすることはほぼ不可能です。間取りや窓の工夫で、日当たりと風通しができたとしても、プライバシーのない家になってしまう恐れがあります。このような場合には、家を売ってマンションに住み替える、または家を売って郊外の家に住み替えるという方法が考えられます。現在の家の売却査定をし、その結果に応じて、無理のない資金計画ができる方法で住み替えを進めることが大切です。

新築のマンションを購入するより、中古マンションを購入してリノベーションをする方が、住み替えの資金を抑えられるケースが多いです。郊外に移住する場合は、選ぶ地域によって、土地の価格に幅があるので、資金計画が大きく変わってきます。土地の価格と、仕事場への利便性を考え併せ、適切な土地を選ぶ必要があります。

この場合、最適だと思われる地域で、中古住宅を購入するという選択肢もあります。ただし、中古住宅を購入する場合、家の状態によっては、手を入れなくてはならず、その費用が高額になる恐れがあります。見た目はきれいだが、構造部が劣化して、耐震性に問題がある、断熱性、気密性が低いというようなこともあるからです。その為、中古住宅の購入前に、住宅の見えない部分について、十分に調べる必要があります。

住み替える場合の資金計画

拭き抜けのあるリビング

住み替えの場合、最も重要なことは、現在の家の売却価格と、現在の家の住宅ローンの残額です。現在の家の売却価格は、査定価格が出ても、その価格で売れるとは限りません。また売れる時期も、明確ではありません。それを踏まえた上で、手持ちの資金、現在の家の住宅ローンの残額に合わせて資金計画を立てることが大切です。

現在の家の住宅ローンの残額が多いケースの資金計画

住み替えを計画する時点で、住宅ローンの残額が多い場合、自宅売却を先に行うことが、住み替え計画の安全性を高めます。現在の家の売却価格が明確なので、新居への資金計画を確実に進められます。ただ、この場合、新居が決まるまでの間は、賃貸住宅などの仮住まいの費用がかかります。家具や大型家電などのストレージも必要になるかもしれません。

しかし、この方法であれば、現在の家の住宅ローンと、新居の住宅ローンを二重に支払う、家が売れた時に、査定額よりはるかに低価格であるために、資金計画が思い通り進められなくなったというようなリスクを回避できます。

売却資金を新居に充てない場合の資金計画

住宅ローンの残金がなく、手元の資金で新居を購入できる場合には、現在の家を売却する前に、新居を購入する方法も取れます。この方法であれば、納得のいく売却価格での取引ができる相手が出てくるまで、待つことができます。また、現在の家から新居へ、直接住み替えられるので、仮住まいの費用がかかりません。ただ、この方法は資金に余裕がある場合でなければ、資金計画が頓挫する危険性があります。

建て直す場合の資金計画

ハイグレード感のある1LDK

建て直す場合には、現在の自宅の状況と、求める間取りや住宅性能によって、必要な費用が変わってきます。資金計画を作成する前に、ホームインスペクションを行い、現在の住宅の状況を確認することが大切です。

耐震改修にかかる費用の差

築年数が長い家では、現在の耐震基準を満たしていないケースが少なくありません。また、建築当時は、耐震基準を満たす家であっても、シロアリなどの被害で、耐震性が低下していることも考えられます。フルリノベーションをする場合、耐震改修は必ず行いますが、劣化の程度によっては、高額な費用がかかることもあります。

断熱化にかかる費用の差

求める断熱性の高さによって、住宅の断熱化にかかる費用が変わってきます。断熱材のグレードや窓の機能などの選び方で、断熱性の高さが変わります。断熱性を高めるほど、費用が嵩みます。

間取りや内装にかかる費用の差

吹き抜けやスキップフロアを設ける、窓を多くつけるなど、家の内部の造り方や、建材のグレードによって、かかる費用が変わります。

絶対に欠かせない費用は、耐震改修にかける費用です。ホームインスペクションの結果に応じて、耐震改修にかかる費用は、おおよそ割り出すことができます。その上で、全体的な予算のバランスを考えながら、断熱化や間取りにバランスよく予算を割り振りしていくことが、予算内で暮らしやすい家に生まれ変わらせることに繋がります。

住み替えや建て直しには、様々な方法があります。自宅を売却して新たな物件を購入する、中古物件を購入してリノベーションする、自宅をリノベーションするなど、家族の暮らし方や、予算によって、最適な方法を選択することが理想です。しかし、関わる業者が増えてくると、計画を進めることが非常に困難になってしまいます。

D-LINEは、どのような方法で住み替えや、建て直しを計画されているお客様にも、不動産とリノベーションの専門スタッフが対応します。売却、購入、リノベーションなど、全てを最適な方法で、お手伝いいたします。

住み替えが良いのか、リノベーションが良いのかお悩みでしたら、いつでもご相談ください。納得のいく住み替え、建て替えを実現されませんか?

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