中古物件を購入しリノベーションする|サービスルームを活用しよう
東京で新しい新居を構える。
その上で費用の抑えられる中古物件を購入したが、「いまひとつ・・・」と思う場面も。
そのような時は、ぜひ内装などをリノベーションし自分好みの住まいへ変更しましょう。
リフォームとは違いリノベーションは、作り替えられる規模も大きいため、間取りを一新することも可能です。
そのため中古物件を購入し、リノベーションする!そんな流れが人気や注目を集めています。
リノベーションの魅力や特徴など、今後の住まいづくりの参考になる情報を集めました。
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~table of contents~
今見直されているリノベーションの魅力とは
住宅を一新させる方法として、「リフォーム」と「リノベーション」のふたつの方法があります。
リフォームの場合、主な目的は「原状回復」です。
- 今ある機能が古いので、新しいものに取り替える。
- 壊れているものを元の状態に戻す。
など、マイナスからフラットの状態にすることを指しています。
一方リノベーションは、「作り替えて、新しい要素をプラスする」方法です。
設備の取り替えのみならず、
- ライフスタイルに合わせた間取りを取り入れる。
- 自分好みのデザインを持たせた空間に生まれ変わらせる。
- 用途の違うスペースを使いやすく作り替える。
など、古いものを活かしながら「新しいものに作り変え、価値を上げる」のです。
今、リノベーションが注目されている訳は
以前であれば、「新築の住居を構えること」がひとつのステータスとして位置づけられていました。
そして東京などの都心部では、中古物件の方が選べる物件数も多いのが現状です。
現在は、「古きものの良さを活かしたい」などの購入者の意識の変化。
そして少子高齢化などの状況の変化など、様々な要因もあり、中古物件の価値観が変化してきています。
今は「新しいもの」ではなく、「暮らしやすさを取り入れたもの」にシフトチェンジし始めています。
環境面での効果も期待できる
「SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals)」という言葉を1度は耳にしたこともあるのではないでしょうか。
SDGsは持続可能な開発目標を意味しており、「すべての人にとってより良い、より持続可能な未来を達成するための青写真」となるように設計された、相互に関連する17のグローバル目標を指しています。
今は個人だけではなく、国や企業も環境を守る意識改善に力が注がれています。
リノベーションは廃材の削減、資源の有効活用など、環境保護においても利点が多いと注目されています。
世界から見ても、日本はひとつの住宅に住み続けられる時間は「短い」と言われています。
これが世界になると、ひとつの住宅を「長く大切に住み続ける価値」に重きを置いています。
リノベーションの活用は、様々な部分でのメリットが期待できるのです。
どの空間をどう使うのかを考えることが大切
リノベーションの成功を左右するポイントは、間取りをしっかりと活かしきることです。
どのような空間を必要とし、どのような目的で使用するのかを、判断することが大切なのです。
その時に活躍するのが、中古物件の間取り図です。
間取図とは、部屋の種類や配置、広さ、向きなどをはじめ、ドアや窓の開閉方向や和室の畳の配置などが確認できる平面図です。
間取り図には各スペースが略字で記載されていることも多く、
- 玄関であれば「玄」
- リビングであれば「L」
- 洋室は「洋」
- クローゼットは「CL」
などと表してあり、どの空間がどのように使われるスペースなのかが一目瞭然です。
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居室とサービスルームの違いとは
物件の間取り図を見ていると、部屋は広く窓もあるのに「サービスルーム」と表記された部屋を見かけることがあります。
サービスルームは「S」と表記され、一般的に居室とは異なる空間と位置づけられています。
建物の基礎となる建築基準法では、
- 居室:採光や換気を行う窓の面積の最低ラインを定められており、人が快適に長い時間過ごすことができる。
- サービスルーム:居室としての基準を満たしていない空間。
として区別されています。
このように空間により、最初から持ち合わせる設備が異なるのです。
サービスルームの特徴は
サービスルームでは、居室と同じような設備が整っていないケースも多いのが現状です。
- テレビコンセントなどの設備が付属されていない。
- エアコンを設置する専用のコンセントやダクトがない。
- 電話回線などの設備が備わっていない。
など、居室ではあることが当然の設備がないことも少なくありません。
リノベーションを行う上で、どれだけの設備を設置可能なのかを事前に確認しておきましょう。
購入後スペースの活用は自由ではありますが、サービスルームは建築基準法上の「居室」ではないため、建物の設計段階で「居室と同じような設備を設けないよう行政指導されるケース」も考えられます。
サービスルームリノベーションの成功の秘訣は、事前の下調べと施工をお願いする業者の知識、ノウハウ、施工実績なども大きく影響します。
信頼できるパートナー選びは、活用できるリノベーションにできるための重要項目なのです。
サービスルームの活用方法
では実際にサービスルームが備えられている中古物件の場合、どのような活用ができるのかをご紹介します。
収納スペース
居室でなく使う1番の有効利用は、「収納スペース」としての活用です。
生活を営んでいく中で、自然とモノは増えていきます。
中古物件を購入した初期のことから、使いやすい収納にリノベーションしておくことも方法のひとつです。
モノがいっぱいになってからリノベーションをしようとしても、大がかりになりがちです。
収納力は、快適な生活を送るためには必須条件です。
書斎などの在宅勤務・テレワークスペース
現在は新しい働き方の導入も進み、ご自宅でテレワーク、リモートワークという方もいらっしゃるでしょう。
サービスルームの広さによっては、書斎などの活用方法も可能です。
コンセントなどの必要最低限の設備をそろえ、空間に合う家具や机を設置することで、本格的な書斎を作ることも可能です。
採光や換気などは、入り口を開放するなどアイデア次第で改善できる部分もあります。
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子どもたちのフリースペースとして
間取りの位置関係によっては、「子どもたちの遊び場」としての活用方法もあります。
子どもたちの様子が感じ取れる自由空間は、親にとっても、子どもにとってもストレス軽減につながります。
子どもたちが成長した後は、他の利用目的に変更していくことも可能です。
趣味の空間としてこだわってみる
今は新しい暮らし方の導入などで、「おうち時間」も長くなる傾向があります。
リノベーションを活用し、サービスルームをこだわりの趣味空間に一新させることも。
オーディオルームやシアタールームなど、防音などの環境設備を整えることで、「光や音を自分の思い通りにできる」空間を創造することも可能です。
リノベーションで広がる暮らしやすさ
今回はサービスルームに注目しましたが、ご紹介したアイデアもほんの一例に過ぎません。
サービスルームは、採光などについて制約のあるものではありますが、アイデアによっては自由度を高められる要素を持ち合わせています。
暮らしやすさ+オリジナリティを演出できる部分は、リノベーションの醍醐味と言えるでしょう。
中古物件は実際に空間を確認できることも、今後の生活のしやすさを高めてくれます。
価格面でのメリットを判断するためにも、物件の購入前には実際に現地で確認をして、十分に検討をすることをおすすめします。
中古マンションの購入は、決して安い買い物ではありません。
気になる部分は事前に解消すること。
不安要素をなくしていくことも、後悔しないマンション購入につながります。
D-LINEでは安心した不動産提供をサポートするため、提携の土地家屋調査士、司法書士が在籍しております。
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