とても重要です、住宅ローンの事前審査!
◆D-LINE不動産 不動産豆知識2020年 『江東区・墨田区・中央区・港区』
住宅購入検討者にとってローンの事前審査は、住宅購入をしていく上で、かなり重要なステップです。
住宅購入までには重要なステップがいくつありますが、ローンの事前審査は5本の指に入る重要なステップです。
我々はその重要性が分かっていますがお客様はそこまでの認識のない方がほとんどです。お客様は購入検討してもよいと思っている段階で審査をすればよいと思っている方が多いのですがそれでは少し遅いんですね・・。
住宅ローンの事前審査は、住宅購入ステップのかなり初期にやるべき項目です。
実際に家を購入する方にとっては、とてもとても重要なことなんです。
特に良い物件を購入したい方は、肝に銘じておいてください。
では、なぜ住宅ローンの事前審査が重要なのか?
金融機関は、あたなに住宅ローンの融資をするかは様々な角度から審査の上、判断していきます。
年齢、家族構成、職業、お勤め先、仕事の内容、勤続年数、特殊な資格があるか、転職履歴、自己資金の割合、既存の借り入れ状況、過去のクレジットの利用状況・返済の延滞・キャッシングの利用状況等様々な角度から金融機関は審査の上、判断します。
~table of contents~
1.大前提として住宅ローンが利用できるかどうか
年収が高いからといって住宅ローンの融資利用ができるとは限りません。中には、過去のクレジットの利用状況などによっては、金融機関が融資できないケースがあります。
購入したい物件を見つけ家族で盛り上がった挙句、そもそも購入できないということもあり、それまでに費やした時間が無駄になる上、家族の精神的ダメージ、あなたの想いも全て無駄になってしまうことがあります。
2.借入可能額を事前に把握する。
住宅ローンでの借入が出来ることが分かったとしても人によっては、借入額が大幅に減らされることがあります。これは、数十万借入が減るということではなく、何百万単位で減らされます。例えば、物件代金の2割自己資金用意出来れば融資対象にすると言われたら4000万円の物件であれば、800万頭金をご用意頂けなければ融資出来ないということになります。
直近の年収から机上論では借り入れ出来るだろうという予想額から予期せぬ減額回答が出る方もいます。すると、購入したい金額に資金ショートして購入できない可能性もありますのでローン事前審査は早めにやっておくことが大切です。
3.万が一減額回答になってしまった場合、資金繰りの対策を練れます。
・金融機関によって審査の仕方は異なりますので他の金融機関にあたってみる。
(金利は少し高いが、融資してくれる金融機関などもあります。)
・親からの資金援助してもらえないかの相談をする。
・既存の借入れを返済してしまう。
・キャッシング枠が付与されているカードは解約をしてしまう。
※今すぐに購入したい物件がある時にこれをしていては時間がかかり、ほかの方に取られてしまうリスクがあるため、審査する時期が遅かったということになります。
何もない時の早めの時期に事前審査をしておくというのは、こういったこともありえるからです。
4.資金計画が立てやすい
事前審査をしたらそこの金融機関の“金利優遇幅”が事前にわかり、月々の支払額など具体的な資金計画が立てやすく返済プランも事前に把握できます。
5.買付申し込み・価格交渉がしやすい
ローンの事前審査が通っていないと相手側(売主側)は、支払いができるかどうかが分からないため、買付申し込みをしても物件の売却活動は泊めることが出来ません。こちらがローンの審査をしている間にローンの通っている他のお客様が現れた場合はそちらに買われてしまうリスクがあります。
また価格交渉もローンが通っているのが大前提になりますのでローンが通っていないと価格交渉すらできません。
全てが後手に回り、すぐに買い手がついてしまうような良い物件はやはり買い逃すリスクが高いです。
6.売買契約ができない。
不動産仲介業者は売主様の機会損失を防ぐため、ローンの事前審査で承認がない方と契約することはありません。
まとめ
上記の通り、ローンを利用して住宅購入をする上では、ローン事前審査は避けられないので、後回しにする理由がありません。家探しを始めた初期段階でされることが、あなたの住宅購入がスムーズにいく一つのプロセスでもあります。
住宅購入は人生の中でとても大きな買い物です。十分にご準備ください。