売主居住中物件! 売主へ直接質問できる貴重な機会!!

◆D-LINE不動産 不動産豆知識2020年 『江東区・墨田区・中央区・港区

中古物件を売却しているケースでは、売り主様がお住まいのまま売却していることが圧倒的に多いです。
その物件は、売主様が長年住んでいたわけですのでその物件のことについては当然売主様が誰よりも知っているものです。

そのため、私は買主様の代わりにいろいろ売主様に質問をします。皆さんも気になることは聞いてみましょう。

ただ売主様の返答は、かなり主観が強いといのが特徴であると言えます。

例えば、
「このマンションはやや古いですが、大手〇〇建設が建てた建物だからまったく音はしません。お隣さんは小さい子がいますがまったく聞こえてきません。 上からも何の音も聞こえませんよ。やっぱり〇〇建設が建てただけあってすごくいいマンションですよ。」と誇らしげに言ってくる売主様。おそらく嘘をついているおつもりはないと思いますが、このマンションンは〇〇だから、大丈夫だ。
昭和の年代のマンションでまったく近隣の音はしないといいはる。

私、「ご主人様が駅まで歩いて実際何分ぐらいですか?」
「駅のホームまで8分です。」おそらく、うそをついているつもりはないと思いますが、徒歩11分の物件で、駅までずっと登坂。思わずそれはいくらなんでも無理があるのではないかと言いたくなったが、「そんなもんで行きますよ。」

私、「廊下側のお部屋は結露しませんか?」
「冬でも割と換気をしているので、うちは大丈夫です」
でも、廊下側の窓枠をみたら、結構シミができていて結露の跡が見受けられる・・・。

・「このマンションには、子供はみんな挨拶してきて、いい人ばかりで安心です」
・「風が通るので、うちは夏でもエアコン全くつけません」
・「冬でもうちはほとんど暖房つけません。〇〇不動産の建物は気密性が高いからいいですよ」

このように、売主様は悪気なく自分の主観をメインに返事をくれます。あなたにとってはそうなんでしょうけど・・・。という回答が多いですね。

当然、売主様はそこに長年お住まいなので愛着があるので仕方ないのですが・・。
質問をすれば、きちんと返事をくれることがほとんどですが、あくまでも売主様にとってどうかという角度でお話しくださいます。買主の皆様にお伝えしたいのは、それを鵜呑みすることもなく判断いただきたいということです。

話半分でちょうどよいぐらいではないかと思います。

とはいえ、売主様しか知らないような情報は貴重な価値があります。売主様が居住中の物件であれば、その物件を知る絶好の機会そのため、話半分と思いつつもぜひ気になることは売主様にいろいろ聞いてみましょう。