『フィンテック』が進めば、我々不動産業者も決済引渡がらくらくに!!
◆D-LINE不動産 不動産豆知識2020年 『江東区・墨田区・中央区・港区』◆
「フィンテック」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。
「ファイナンス(finance)」と「テクノロジー(technology)」を掛け合わせた言葉です。
IT技術を金融業界に導入しよう、という流れですね。
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不動産取引の現場においては、残金決済という手続きがあります。最終的なお引渡し時のことですが、
売主様と買主様で不動産の売買契約が決まると、買主様は住宅ローンの手続きを進め、実際に売主様へ売買代金を支払う(決済する)という手続きになります。
この決済時に名物となるのが、無言で小一時間を過ごす、というものです。
買主様が振込み伝票を書き売主様へ振込みをかけても、銀行での手続きが完了するまでに1時間から、長い時には2時間以上かかることもあります。
ほぼ初対面の売主様と買主様、不動産業者が銀行に集まり、話のネタが尽きてしまうと黙々と手続きが終わるのを待つことになります。
これに対して、新たにフィンテックにより、この送金手続きが瞬時に完了する、ということが見込まれます。
また、送金にかかる手数料も削減されることが予想されます。実際には事前に登記関係書類を事前に司法書士の先生にお預けする等の手段をとれば、残金決済日は売主・買主
が会わなくても決済可能です。平日お仕事を休んで決済する必要がなくなります。
現状ではまだ、送金金額に上限がある、セキュリティに不安が残るなどの課題も見受けられますが、将来的には取引が一瞬で終わるような時代も来るかもしれません。
契約自体もペーパレス化が進み、送金も電子取引で完結するようになると、一度も売主様・買主様が顔を合わせずに不動産取引が完了するようになるのでしょうか。
手間や時間の削減が進めば、当然にコストも圧縮することができるようになります。
不動産取引の現場も大きな変革に期待したいですね。