低温でも火事の大惨事を招く危険性があります!!

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過去にニュースで騒がれていた築地火災は、火元がラーメン店の厨房(ちゅうぼう)内だった可能性が高く、出火原因は、スープを作る寸胴(ずんどう)鍋を加熱するコンロから、近くの壁に熱が 伝わってこもり、突然発火する「伝導過熱」によるものと言われています。

壁の中から自然発火!?と思われるかも知れませんが低温着火火災は以前から問題になっていました。

低温着火火災が一般家庭でおこる原因としてコンロと側面の壁の距離が近かったり、ストーブを壁に近い位置に設置しているご家庭はお気を付けください。本来なら、木材は400℃程度まで加熱しなければ自然に発火することはありません。

しかし、強い熱源が近くにある場合は壁の木材に熱が伝わります。そうすることで木材に含まれている水分は徐々に失われ、長い時間をかけて木材を炭化させてしまいます。炭化した木材は100℃程度の熱が加わると壁の内部で発火してしまうことがあります。この現象を低温着火火災と言います。

実際の例を挙げますと以下のようなケースがあります。

1.いつもコンロの火を受けて、壁下地の木材は含有水分量が少なくなり、そのうちに乾燥が進み木材が炭化し、熱が加わると着火するようになる。

2.仏壇のローソクの熱が天井裏に伝わり出火した例。

3.ダウンライトの熱で出火した例。

通常、木材は400~500℃で燃えますが、上記の状況では、150~200℃で着火します。これを「低温着火」と言います。見た目では内部の木材の状況がわかりませんので、油断は出来ません。
東京消防庁によると、昨年、管内で伝導過熱が原因で起きた火災は21件。ほとんどが飲食店や工場だったが、3件は住宅で発生していた。2007年以降でみると、計62件が住宅で起きています。

 

今回のようなコンロから、近くの壁に熱が伝わってこもり、突然発火する「伝導過熱」を防ぐ方法もあります。

コンロと壁の隙間に10~15cm以上の間隔を明ける。

距離がとれない場合はステンレスや石膏ボード等の防熱版を設置する。

壁をさわってみる。(熱いようなら危険な状態かもしれません)

日ごろから火の元には気をつけたいと思います。