中古住宅をDIYでリフォームする
中古住宅を購入する際には何かしらリフォームを行ったり、家全体をリノベーションしたりする方が多いです。家全体のリフォームから各箇所の専門リフォーム会社まで各地域に揃っているので、リフォーム会社に全てを依頼しても良いのですが、せっかくなら自分でも家を作ってみたくありませんか?
今回はDIYで行う中古住宅のリフォームについて紹介します。少しでも自分がリフォームに関わると「自分の家」という実感が湧きやすくもなるのでぜひ挑戦してみてください。
今、流行のDIY
DIYとはプロではなく素人が何かを修理したり作り替えたりする事です。Do It Yourself(自分自身で何かを行う)という英語の頭文字から来ています。
最近では雑誌やテレビでも特集が組まれるようになり、大きなホームセンターに行くと大抵の道具や部材が揃うので非常にDIYを行いやすくなっているのです。
DIYという言葉には非常に広い意味が含まれており、小物や家具に色を塗るだけでもDIYになりますし、自分で壁を壊して新たな壁を作るような大掛かりな作業もDIYと呼びます。つまり、一口にDIYと言っても幅広いので自分でどこまで行うかを考える必要があるのです。
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リフォームの必要性
中古住宅を購入した際にはリフォームを行う事がほとんどです。これは色やデザインを変えたいという希望や自分の思い描く家に近づけるためのリフォームもあれば、古くなっている箇所や傷を直すという修繕という意味でのリフォームもあります。
築数年といったまだ建って間もない物件であればリフォームしなくても住める家もありますが、それなりに築年数が経っている家では見た目は問題なくても修繕箇所があるかもしれないので、リフォームの必要性のチェックは必ずするようにしましょう。
DIYのメリット・デメリット
家のリフォームは全て人の手によって行われているので、究極は全て自分でDIYすることももちろん可能です。(ただし、水道・ガス・電気工事はNG)しかし、専門のプロではないので期間がものすごくかかったり、一度しか使わない道具を購入しなければならないこともあります。
そこで、DIYのメリット・デメリットを整理するので参考にどの程度DIYを行うか考えてみてください。
DIYのメリット
・費用を抑える事ができる
・自分のイメージ通りの色やデザインにする事ができる
・自分の手で家を作る事ができる
・既製品にはないものを作る事ができる
・次に修理するときも自分で修理できる技術を身に付ける事ができる
DIYのデメリット
・工事期間が長くなる事が多い
・仕上がりが悪くなる
・素材や道具を自分で揃える手間がかかる
・選べる道具や部材の幅が狭い(小売りしていない部材もあるた)
特に費用が抑えられるメリットと期間がかかるデメリットは計算しなければなりません。いつ住み始める必要があるのか、どの程度予算をかけられるのかを計画立てしながらDIYとプロにお任せする箇所を決めていってください。
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DIYしやすいリフォーム
ここからはDIYしやすいリフォームについてご紹介します。DIYで行えるリフォームでも中には素人では非常に難しいリフォームもあります。あまり専門知識がいらなかったり、簡単に修得できるリフォームを紹介するので参考にしてください。
家具・小物の製作
家具や小物の製作はDIYの代表的な作業の一つです。部材を切る、接着する、塗装するなどの基本作業が出来れば行えますし、そこまで特殊な部材や建材も必要ありません。また、DIYの方法やオススメの部材が載っている雑誌やブログも多数あるので参考にすることも出来ます。
DIYでは木材を主に使用することになります。なぜなら、金属やプラスチックは加工するのに専門的な道具や技術が必要となり扱いにくく、その点、木材ならのこぎりやヤスリなど簡単に購入できるもので出来るので素人でも扱いやすいからです。なので、家具や小物の製作にあたっても木材を中心に考えて製作に当たると良いでしょう。
塗装
塗装もDIYで行いやすいリフォームの一つです。家具や小物の製作でも最後に塗装を施しますが、他にも庭やエクステリアなど木製で作られているものは自分で施してみましょう。また、壁紙や天井なども実は自分で塗装する事ができます。専用の塗料があれば出来るので家族全員で行うのも楽しいでしょう。
塗装の際の注意点としては、まず塗料によっては引火しやすいものもある事です。特に室内で行う時は換気を十分に行なったり、引火しにくい塗料を使用しましょう。また、化学物質が入っている塗料もあります。壁や天井に塗ってしばらくするとその塗料が原因となってシックハウス症候群などになる可能性もあるのです。天然成分の塗料もあるので、成分にも気をつけて選んでください。
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クロスやフローリングの張り替え
塗装などに比べると少し技術や知識・手間が必要になりますが、クロス(壁紙)やフローリングの張り替えもDIYで行う事が可能です。
クロスの張り替えはそこまで難しくはありません。壁紙を綺麗に剥がして、新しい壁紙を貼るだけです。ホームセンターなどで様々な壁紙が売っているのでお気に入りの一枚を見つけて張り替えてみましょう。
フローリングの張り替えは張る順番や部材の選定をきちんと行わなければ仕上がりが綺麗になりません。DIYで行う場合は計画をきちっと立てた上で行いましょう。フローリングの張り替えが出来るようになれば畳からフローリングなどの部屋のテイスト自体の変更も自分で出来るようになります。
DIYしにくいリフォーム
DIYしにくいリフォームは大規模工事になりやすいものや、専門的な技術が必要になる箇所です。専門業者に依頼した方が手間を圧倒的に減らせますし、素人が行うと危険なものもあるので、リフォーム会社と相談してみてください。
スケルトンリフォーム
間取り変更や断熱リフォーム(家を暖かくするリフォーム)を行う場合は、一度枠組みのみにしてから新たに壁などを作っていきます。ここまで行うとなると、新築の家を作るような技術が必要となるため素人には非常に難しいでしょう。
スケルトンまでとはいかずとも、断熱や換気などの性能アップを目指す場合は業者に依頼するようにしてください。技術も必要ですし、失敗すると家自体がダメになったり、カビや結露の原因にもなるのです。
住宅設備の交換
キッチンやバス・トイレなどの住宅設備交換は専門業者に依頼しましょう。特に水道・ガス・電気を扱う工事は素人が行なう事は出来ません。なぜなら水道・ガス・電気の工事には資格が必要となっており、資格がない人が工事を行う事は出来ないからです。火災や漏電などの危険に繋がるので絶対に行わないでください。
もちろん、シャワーヘッドの交換など素人にも出来るものはあります。しかし、住宅設備を新しくしたい場合は大抵の場合、設備会社から取付工事について質問されるので相談しながらプロにお任せすると良いでしょう。
金属を扱う工事
DIYで扱う素材は木材となります。なぜなら素人でも加工が簡単に行えるからです。しかし、金属を使用する場合、家具や小物だったとしても素人には難しいでしょう。既製品を購入するか専門業者に相談してみてください。
塗装についても金属の場合は注意が必要です。特にアルミ製のものはペンキでは塗装する事が出来ません。吹き付けによる塗装など木材とは違う手段で行う必要があるため、業者に依頼した方が無難です。
まとめ
DIYでのリフォームについてご紹介してきました。
DIYを行うと家への愛着も変わってきますし、何よりも家を大切に扱うようになります。自分で行うものと専門業者にお任せする工事をきちんと分けて計画だてしながらぜひ自分好みの家へ変身させてみてください。
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