「安心R住宅」御存知ですか??
「安心R住宅」ご存知でしょうか。
わかりやすい基準は、
☆中古売買瑕疵保険が付保できる状態の建物(付保するのは売買決済時)
☆マンションの場合、長期修繕計画の有る建物、管理規約の有る建物
☆見た目きれいな建物(見た目汚い場合、解消する必要があります。)
実際には、基準書に沿って約80項目くらいのチェック項目があり、確認をする必要あります。
安心R住宅の国土交通省のホームページ
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000038.html
さて、最近国による既存住宅流通活性化政策は着々と準備を進めてきており、インスペクションや保証など中古住宅を安心して購入するための下地はすでに完成しています。最近では宅建協会の支部ごとに改正宅建業法施行前のインスペクション等の勉強会が開催されているようです。
今まさに新築偏重から中古住宅への転換が行われていると言っても過言ではないと言われます。
ちなみに、安心R住宅とはどのようなものなのでしょうか?
安心R住宅とは、国土交通省が中古住宅の流通を促そうと、消費者が安心して購入できる高い品質の中古住宅に設けたブランド名です。国土交通省に登録された各事業者団体が定めた基準を満たす物件に使用が認められます。ちなみに、中古住宅の「不安」「汚い」「わかならない」といった従来のマイナスイメージを払拭し、「住みたい」「買いたい」といった、既存住宅を選択しやすくする仕組みです。
ちなみに、どのような事を行う制度かというと・・・。
新耐震基準同等の耐震性を有すること、建物状況調査(インスペクション)の実施、構造上の不具合および雨漏りがないこと(広告段階で補修が完了していること)、購入者の求めに応じ既存住宅売買瑕疵保険を付保できる用意がなされていることなどが条件となり、(1)遵法性や設計図書など新築時の情報、(2)過去の維持管理の履歴(戸建住宅、共同住宅共用部)、(3)保険・保証に関する情報、(4)省エネに関する情報、(5)共同住宅は共用部の管理に関する情報、について情報収集を行ない、広告時点において情報の有無(有り、無し、不明)を開示し、消費者の求めに応じて詳細を開示することも求められます。
安心R住宅は本当に安心できる制度なのか?!
安心R住宅は単なるブランド名に過ぎません。既に運用されているインスペクション、既存住宅売買かし保険、住宅履歴などの制度が組みあわさっているだけとも言えます。個別に安心材料を積み上げれば、安心R住宅でなくても安心して中古住宅を購入することはできます。
逆に安心R住宅だからといって”完全に安心”とは言い切れません。こういった制度がないよりあった方が便利というレベルでとらえた方が良いでしょう。参考までに「安心R住宅」の対象となる住宅の要件は下記の通りです。
例えば「新耐震基準同等の耐震性を有すること」という条件がありますが、ここで言う「新耐震基準同等」は昭和56年6月以降の建築基準+αなので、木造戸建ての場合は耐震基準適合証明書が発行できる現行の耐震基準(平成12年6月以降)を満たしておいた方が安心です。既存住宅売買かし保険も保険に加入できるだけで良いのではなく、大切なのはインスペクションで可能な限り調査を行って、劣化部分を改修すること(住宅性能の維持保全を行うこと)です。各種情報についても安心R住宅は情報の有無を表示するだけです。売主から可能な限り多くの情報を引き継ぐことが大切なのは言うまでもありません。
安心R住宅は国によるお墨付き住宅とも言われます。確かにこういったラベリングは情報量の少ない消費者にとってはありがたい制度なのですが、一方で、不動産会社の情報収集・調査、開示などの業務量が急増し、金銭的・時間的コストもかかる為、消極的な意見を出す方もいるようです。
これらの手間やコストが、中古住宅の価格に転嫁されてしまえば、中古本来の魅力である安さが薄れてしまうという懸念もあるようです。
さらに、価格転嫁もできず不動産業者が一手にこれらのコストを負担することになれば、「安心R住宅」をむしろ取り扱わず敬遠することになりかねません。
D-LINEでは専属のエージェントが購入検討材料を徹底して提供いたします。中古住宅を安心して購入するには、必要な情報を提供してくれる代理人が必要だとご理解いただければ幸いです。
江東区、墨田区、中央区の中古住宅ご検討の場合はD-LINEへご相談ください。