住宅環境の要確認事項です! 緑と水の関係!!
いわずもがな、日本と自然災害は切っても切れない関係にあります。
河川の増水による、浸水被害などが起こることも珍しくありません。
皆さんがお住まい探しをしているとしてもし見に行った物件が川沿いに建っていたとしたら、どのように思いますか?
おそらく多くの方が、気持ちの良い景色と思いながらも「もし川が氾濫したら...」という心配も頭をよぎることでしょう。
洪水ハザードマップや浸水実績などを調べて、リスクがないかを確認するのではなないでしょうか?
目に見える川であれば上記のようなことに気が回りますが、目に見えない川も沢山存在します。
特に都市部は街の発展とともに、昔は川や水路、海だった場所が埋め立てられ、現在は建物がたっているというようなことが多くあります。
今回は、そのような目に見えない川の発見の仕方を少しご紹介します。
先日、人形町の「BROZERS’(ブラザーズ)」というハンバーガーショップに行ってきました。恥ずかしながら、このお店が超人気店ということを知らず、オープン直後にも関わらず、30分くらい待つことに。
≪「BROZERS’(ブラザーズ)」≫
http://brozers.co.jp/aboutus.html
店先で待っていると、目の前に公園が見えます。
ぱっと見は、あまり大きく見えないものの植栽に沿って視線を動かしていくと細長い形状であることがわかります。
私の経験則上、このような形状の公園や緑道は、殆どの場合、かつては川や水路、あるいは暗渠(あんきょ)になっており、現在も水が流れています。
この場所をスマホの地図で見てみると「緑」で表示されており、細長い形状ということも見てとれます。私の携帯には古地図や昔の航空写真が見られるアプリが入っておりまして、それで時代を遡ってみると案の定、昭和39年以前の航空写真では、くっきりと川(水路?)が映っていました。
≪地図と昔の航空写真≫
https://rchukai.jp/c_doc/2018091801.pdf
もちろん、「暗渠沿い=買わない方が良い」ということではないのですが、目の前に川や水路が流れている物件と同様に注意を払って、リスクに関する情報収集をするほうが良いでしょう。
今回のご紹介した「怪しい緑」の他にも細い路地が続いていたり、周囲の道路は比較的碁盤の目のように走っているのに一部の道だけ緩やかにカーブしていたり、地図を俯瞰して違和感を感じるような道を発見した場合には、もしかするとそれは、暗渠の可能性がありますので、昔の地図や航空写真などをチェックしてみてください。
以前に、下記の記事も投稿しておりますので、もしよろしければ併せてご覧ください。
※※両方ともテキストリンクで※※
“見えない川”に注意!暗渠(あんきょ)の見つけ方≪前編≫
https://smile.re-agent.info/blog/?p=3360
“見えない川”に注意!暗渠(あんきょ)の見つけ方≪後編≫